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動けるカラダの要、しなやかな胸椎にあり。

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  • ストレッチしても身体が柔らかくならない。
  • トレーニングをすると関節に痛みが出てしまう。
  • 痩せてもウエストが細くならない。
  • お尻の形が四角い。

こういった悩みの人は、まず胸の周辺(上半身)をほぐす事を意識して欲しいと思います。

今回は、しなやかで痛みなく動ける身体作りの考え方・トレーニングについて書いていきます。

動けるカラダの要、しなやかな胸椎にあり。

私は体の柔軟性が欲しくて、前屈やハムストリングス(足の裏側)のストレッチを一生懸命やってました。

でもやってもやっても劇的変化は訪れない。

当然やらないよりはやる方が良いけど、暫くサボるとまたすぐ固くなる。

「私ってこういう骨格なんだ」と、半ば諦めていたんです。

しかし私のカラダは胸椎のこわばりをほぐすことでみるみる変化していきました。

なぜ胸椎が要だと思うのか?は、骨格ボディメイク実践からの学びがあります。

きっかけついて詳しくはこちらの記事に書いているので、興味ある方は読んでみて下さい。

▼なぜ胸椎は歪みやすいのか?

胸椎は脊柱の真ん中あたりの部分を指します。腕、肩甲骨、肋骨と連結した胸の辺りです。

そのつもりがなくても、何気ない生活の中で胸椎はどうしても歪みやすい。

その理由の一番は、私達は腕をたくさん使っているから。

肩と股の関節は丸く球状になっていてすべての方向に動かすことができる最も可動域が大きい場所です。

日常的にたくさん使う腕と繋がっている骨。つまり肩甲骨、肋骨、胸椎は、動きの癖・姿勢・習慣に大きく影響をされます。

例えばデスクワークで肩が前に丸まった姿勢を長く続けていれば、肩甲骨は外側に広がり肩の位置もだんだん上がってきて猫背っぽくなります。

肩や肩甲骨の位置がズレれば、つながっている胸椎や肋骨も歪んで可動域が狭くなる。

外から見えないから意識しづらいですが、胸椎(胸の辺り)を固めてしまっている事が全身に影響してきます。

▼固めた胸椎からくる影響は?

全身の骨はつながっているので結局全ては相互に影響し合うのですが、分かりやすい見た目について言うと…

・首、顔

上に乗っかっている頚椎と顔の輪郭が変わります。

前肩や猫背の人は胸の前側が開きにくいので、頭の重心が前に偏って首は太く短く、顔の輪郭はゆるみます。

スマホ首に近い状態です。

胸の前側が開かないと呼吸が浅くなるので、精神不安につながりますし、エネルギー代謝も落ちます。

・骨盤、股関節

体の真ん中にある骨盤は、足が大地を蹴る力と上半身から降りてくる重力を受け止めて車輪の様に動いています。

上下どちらからの力も重要ですが、上半身の骨格が歪んでいると重力がまっすぐに降りてこない。

上から斜めに降りてくる重力を受けて倒れないように調整するから、骨盤の前傾後傾・左右の歪みが生まれます。

この歪みが大きい程、股関節の可動域が制限されて体の固さ・痛みに通ずるのです。

体を柔らかくするには関節周辺の筋肉を柔らかくする事も必要ですが、まずは上半身を重力線上に乗せてあげる事が大切。

・お尻・足の形

足やお尻の形も同様に、骨盤の歪み具合・股関節のハマり具合で変わります。

筋肉の固さや形・発達しやすいなども関係ありますが、一生懸命筋肉をほぐしても動きの癖を治さないと日々使われる筋肉は変わりません。

ボディラインを変えたいなら骨格の歪みをほぐす方が早く効果がでます。

激しいトレーニングを続けなくても、日常生活の中でかかる重力で自然に修正されるのです。

一見、足と胸椎はまったく関係ない様に思っても、胸椎をガチガチに固めたままトレーニングしてもなかなか成果は出ません。

▼インストラクターが肩こり・腰痛になる訳

ヨガインストラクターは肩こりや腰痛持ちが多い、とよく聞きます。

これも、やり過ぎて胸椎を固めてしまうことが原因だと思っています。

ヨガの動きでは背筋をまっすぐにするポーズが多く、背中を丸めてゆるめる動きがあまりありません。

一生懸命練習してポーズの完成形に近づけようと、胸椎とその周りの筋肉をカチッと固めてしまうのです。

胸を固めたまま、腕を遠くへ伸ばしたり腰を捻ったりを繰り返すからだんだん歪んで痛くなってしまうんです。

▼固めない意識とトレーニング

では、実際どうやって上半身(胸の辺り)をほぐせすのか?

短いワークをまとめた動画があるのでご参照下さい。

バランスボールを使っていますが、もし無ければクッションや丸めたブランケット、何か丸い物で工夫もできるかと思います。

ポイントは、

  • 深い呼吸を使って内側からゆるめる
  • 自重を上手く利用する

固まってる所をほぐしたいので筋トレのように力むのではなく、どちらかというとリラックスに注力して下さい。

まとめ

姿勢は常にピンとしてまっすぐが良いような気がするけれど、そのイメージは捨てましょう。

そもそも脊柱は一次湾曲とニ次湾曲があり、やんわりとカーブしている骨の柱。

よく動けて痛みのないしなやかな体は、常に揺らぎながら姿勢のバランスを取っているのです。

いつでも胸の周辺は柔らかく保つイメージで。

固めない意識でヨガや普段の生活を続けてみると、いつもとは違う体感が得られると思います。

「体を引き締めたい」など、筋トレ的な要素が必要な場合は、ほぐしと鍛えるをセットでやるとより効果的です。ぜひ日常に取り入れてみて下さい!

徐々に体のラインが変わってくる・・・そんな効果を感じて頂けたら嬉しいです。

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