痩せたいけど、どうしても甘いモノがやめられない!
私たちが砂糖を欲するのには、科学的根拠があるのを知ってますか?
私もチョコ、アイス大好きです。
企業勤めだった頃は仕事帰りにコンビニに寄って、毎日何か買うのが習慣になっていました。
今回は、
- 糖の中毒性とメカニズム。
- 糖質過多だとどうなるのか。
- 糖コントロールした食生活で変化したコト。
栄養学と実体験をもとに書いていきます。
目次
【白砂糖はマイルドドラッグ!】糖依存から解放される方法。
◇甘いモノが止められないメカニズム。
甘いモノを食べると一瞬で癒されるのは、脳内で「セロトニン=幸せホルモン」が分泌されるから。
「セロトニン」は心を落ち着けたり、ストレスを減らす効果があります。
しかし一時的幸福が味わえる一方で、砂糖にはすごく怖い側面があります。
糖類には脳の「ドーパミン報酬系」を刺激し、一度その快感を味わうと何度も求めるようになるというメカニズムがあります。
https://friday.kodansha.co.jp/article/53988
これは麻薬依存症と同じであるため、砂糖のことを「マイルドドラック」と呼んだりします。
自分では中毒にならないレベルで楽しんでいるつもりでも、
いつの間にか依存して、無いと物足りなくなり、つい過剰摂取してしまう・・
自分で気付いてストップをかけられる人はほとんどいません。
人が本能的に甘味を求める訳。
私達が本能的に甘味を求める訳は、歴史的にも解説できます。
インドでは紀元前2000年頃、既にお砂糖が使われていたと言われています。
日本へは8世紀:奈良時代に伝わったと言うのでだいぶ後のことです。
最古の仏教典には「砂糖」はクスリとして記され、大変貴重な存在でした。
病気による衰弱、疲労の回復のクスリとして使われたようです。
https://www.dmsugar.co.jp/enjoy/sd_doctor/index3.html
太古の昔、人の主栄養は狩猟した動物や農作物で、糖分はごく貴重でした。
その貴重な栄養素を得るチャンスを逃さぬように、脳が幸せを感じるメカニズムができたとも言われています。
栄養が極端に少なかった時代に、少量で体力回復できる砂糖はとても大事な役割を果たしていたのです。
現代において砂糖はエンプティカロリー。
一方飽食の現代では砂糖はエンプティカロリー、つまり「からっぽの熱量」とも言われています。
カロリーは高いのに、体に良い栄養(ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維など)がほとんど無いことを意味します。
生活が豊かになり、食には苦労しない。
美味しいモノがたくさんある現代では、
幸福感・中毒性のある砂糖は、むしろ摂り過ぎリスクが非常に高くなっています。
◇糖質過多だと何が起こるか。
糖はカロリーが高いので、摂り過ぎは肥満につながりますし、
美容的側面でいくと、老化を促進させます。
白砂糖が良くない理由。
酵素栄養学では、白砂糖を一番避けるべきと教わります。
白砂糖の成分は「ブドウ糖」と「果糖」がくっついてできていて、
体内に消化吸収される時に、この2つを分解する為にたくさんの酵素を使います。
体内の潜在酵素には「代謝」と「消化」大きく2つの役割があり、
一日で使える量、一生で使える量が決まっています。
よって「消化」にたくさん使った場合、「代謝」に使える量が減ります。
習慣的に代謝の働きが削られてしまう事が、美容に良くないのです。
逆に消化に使われる酵素を最小限に抑え、その働きを最大限代謝に回せば、
- 体内解毒され、
- 細胞は生まれ変わり、
- 遺伝子は修復され、
- 免疫機能UP・基礎代謝UP
効果が期待できます。
これを最大限に引き出す究極の状態が「酵素ファスティング」です。
糖化は老化三大要因のひとつ。
老化の三大要因は「糖化」「酸化」「炎症」。
糖化は体の焦げつきです。
血中の余分な糖と体内のたんぱく質は結合しやすくなります。
これを糖化反応と言い、たんぱく質が劣化変性し、AGE(糖化最終生成物)が作られます。
このAGEが老化促進物質であり、たんぱく質本来の役割を果たせなくなるので、
皮膚・血管・骨の老化
白内障、認知症、アルツハイマー症
がん、糖尿病合併症
のリスクが高まります。
◇食生活改修で変化するコト。
ここからは私の体験談です。
毎日のように甘いモノを食べてましたが、見かけはそこまで太っていませんでした。
身長マイナス110位の体重で、健康診断ならすこしやせ型の部類。
食べたら運動して燃やせばいいと思ってたので、制限はしていませんでした。
そこまで痩せて細くなる必要もないと思ってましたが、ヨガインストラクターを目指す中で、
「一度体の内側をリセットしてみよう!」と食生活改修にチャレンジする事にしたのです。
味覚変化まで一ヶ月。
私がまず最初に実践したのは断続的ファスティング。
朝食をバターコーヒーに置き換えて、昼も夜も白砂糖の入ったものはあまり食べないようにします。
1ヶ月ほど継続すると味覚の変化を感じる事ができます。
蒸かしただけのかぼちゃやサツマイモが甘く、素材の味がなんでも美味しくなるので、
毎日食べていたお菓子がなくても、満たされるようになるんです!
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
酵素ファスティングは太りにくい身体をつくる。
次は7日間の酵素ファスティングを実践しました。
酵素ドリンクと玄米食で、期間中お肉は食べません。
中三日間は水と酵素ドリンクだけで過ごすので、かなり本格的です。
終了後、味覚はさらに鋭くなり、甘味、塩味だけでなく、
酸味、辛味、苦味も美味しく感じられるようになり、自然と食バランスが整います。
一度目のファスティングを終えてもうすぐ一ヶ月経ちますが、
その後の食事は朝食控えめ、昼と夜は健康的な食事を続けています。
友達とたまに外食して甘いモノも食べたりしますが、予想以上に太りません。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
成功の鍵はストレスカット。
糖コントロールの記事を書くにあたり、自分なりに考えて出した結論は、
糖依存から抜け出して太りにくい身体を作りたいと思っているなら、
まず身の回りのストレスを徹底的に排除することをおすすめします。
自分にとってはそこが一番の成功ポイントだったと感じています。
食事制限は多くの人にとって、まず「やってみよう」という気持ちになるコト自体が大変です。
痩せたくても、今まで美味しく楽しんでいた物をセーブするのは相当なストレスです。
誰だって嫌だし、脂肪吸引とか飲むだけサプリとか短絡的な方法に走りたくもなります。
私がなんとなく食事改革する気持ちになれたのは、
それ以外のストレスが無い状態だったから。
その分食事で少し自分に圧をかけても平気だろうと思えたし、実際に成功し身体は変化しました。
例えば・・
疲れ果てて、ストレスが溜まりまくった金曜の夜に、
- 「今日はケーキ買って帰ろう♪」
- 「自分の好きなものいっぱい食べよう!」
とか思いませんか?
これが心の栄養・モチベーションになっている人に、食事制限しようと言うのは無理があります。
甘いモノに頼りたくなる気持ちの根本を見直さずに、癒す方法だけカットしたら、
一時的に成功しても、ストレスでまたリバウンドするでしょう。
食欲のコントロールはとても心身に負担がかかるコトなので、健全を保ちつつ無理なく成功させたいなら、
余計なストレスから離れる環境をつくるのがまず第一歩であり、
結局はそれが、未来の自分の為の根本的解決策でもあります。
まとめ
自分自身が糖依存してるなんて全く思って無かったけど、食生活を変えてみて、
その中毒性の強さをあらためて実感しています。
現在砂糖を全てカットしている訳ではなく、適当に食べるのですが、
油断するとつい次の日も手を伸ばしてしまうんです!
怖いから最近は、手作りおやつを食べたりしています。
身の回りのストレスを排除するなんて・・難しいと思いますか?
環境を変えたり、意思表示するのは、パワーが要りますよね。
でもストレスを抱えた環境のままずっとそこにいる方が辛いと思うんです。
自分が行動すれば、意外と楽に状況は変わるものです。
もし、優先したいのが健康じゃなくて仕事・家庭だったとしたら、今はそれでいいと思います。
いずれ向き合う自分の健康のために、知識は持っておきましょう。
健やかな心身なくして、何事も持続不可能です。
自分がやりたいと自然に思う時がタイミングなので、
その時が来たら、軽やかな身体・素材の美味しさをぜひ感じて欲しいと思います!