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『食欲を整える為のマインドと食事』

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自分ではコントロールできない食欲に悩んだことはありますか?

過食・摂食障害は軽度のモノを含めればかなり多くの方が経験している悩みだと思います。

私自身も今までの人生の中で食欲をコントロールできなくて不安定になっていた時期が幾度かあります。

特に近年はファスティングに取り組んだ後に、反動で過食してしまう時期が続き、どうしたらこの悩みから解放されるのか?色々と取り組んできました。

ようやく最近になって過食の不安から解放される感覚が得られたので、今回はその方法・考え方について書きます。

『食欲を整える為のマインドと食事』

結論から言うと、私の食欲が安定してきた理由はこの2つ。

  • どんな自分も肯定してあげる心
  • 栄養の過不足を補う食事

どうしてそう思うのか?自分の体験からお話ししていきます。

◆美意識の基準を見直してみよう

ボディメイクに取り組んだことがある方は分かると思うのですが、自分の身体が思い通りに変化していく過程はすごく気持ちいいですよね。

ちゃんと自分をコントロールできている肯定感に溢れて思考もポジティブになります。

しかし、限度をすぎると気付かぬうちに身体には負債が溜まっていくのです。

「自分は絶対にこうじゃなくてはならない」という呪縛と「栄養不足=脂肪または筋肉の不足」です。

身体がこの負債に耐えられなくなると、自律神経やホルモンのバランスが崩れ、

ついにダムが崩壊したように不調が現われます。

  • メンタルの落ち込み
  • 摂食障害
  • 睡眠障害
  • 冷えや火照り

こういったケースを経験したことがある方、多いと思います。

メディアで観る理想的外見ありきで自分を肯定するのは危険です。

なぜなら本当に自分が心地いい体型がなんなのか分からなくなるから。

本来は人それぞれ体質・目指すゴール・幸せが違うのですから、人により理想体型は違うはずなんです。

世間が思う美しい体型に自分をフィットさせようとするのはすごく不自然な事です。

やりたい事ができていて、好きなものが食べられる幸福を感じているのなら、周りから見て太めだろうが細めだろうが自分はこれでOK!

『今の自分はこれ以上痩せる必要も太る必要もない」

どんな自分であっても絶対的に自分を肯定するマインド作りが第一歩であり、全ての土台です。

不安感やストレスからくる過食は、考えを変えるだけでだいぶ落ち着きますし、

まずは自分への信頼を築いた上で、今後自分がどんな生活を理想とし、どんな身体でいたいのか?を考えれば良いのです。

◆食生活の過不足に注目

過食の悩みに限らず、なんとなく自分の体調が整わない時は食生活の改善をお勧めします。

  • 自分が摂りすぎている栄養(体質に合わない食材)
  • 自分に不足している栄養(体質に合う食材)

は何なのか?探してみましょう。

◇栄養不足は心身の不安定を招く

私がファスティングの後に不安定になってしまったのは、過度な節制による栄養不足が原因だったと感じています。

例え普段の食事でお腹や心が満腹になっていたとしても、身体に必要な栄養が足りているとは限りません。

潜在的栄養不足は心の不安定を招いたり将来の病気に繋がるので、いいパフォーマンスを出したいならやはり栄養バランスを考えるべきです。

何が過不足しているかは人により違うので、自分で試しながら日々実践していく他ありません。

遅延型アレルギー検査でアレルギー反応がある食材を特定する事ができますが、割と高額なのでここではあくまで参考情報とします。

私の経験則から言うと、普段食べすぎている食材はアレルギー反応が出てしまう事が多いです。

現代の食事で過多になりやすいのは

  • 砂糖(人工甘味料も含む)
  • 小麦
  • 乳製品、チーズ、バター
  • 牛肉
  • アルコール、珈琲など嗜好品
  • 加工食品(食品添加物)

逆に不足しがちなのは

  • 野菜(特に生野菜)
  • 果物
  • 海藻類
  • 小魚(カルシウム)

私の場合は現在以下の点を気をつけています。

  1. 血を作る為にタンパク質は多め。
  2. 過多になりがちな炭水化物・甘味は一度に食べる量を抑えめ。
  3. 不足しがちなカルシウム(小魚)やミネラル(海藻)を補強。

自分の事がよく分からない場合は、漢方の体質別診断を参考にされても良いと思います。

◇味のバランスは取れているか?

食材のバランスと共に、味覚のバランスも気にしてみて下さい。

甘い・辛い・酸っぱい・苦い・塩っぱい

食材だけでなく味にもそれぞれ効能があります。

好きな味だけに偏らないように。いつも濃い味に慣れてしまっている人は特に要注意です。

最近酸味のあるものを食べてないなと思ったら、酢の物を食べる程度の簡単な心掛けで良いのです。

味覚バランスが取れると多様な食事を楽しめるようになるので、栄養を満たしやすくなります。

身体が十分な栄養で満たされていると、要らない食欲は自然となくなります。

◇まずは胃腸を整える事から

食事を気をつけてもなかなか体調がすぐれない場合は、長年の生活習慣により胃腸の中に老廃物が溜まってしまっているのかもしれません。

体質改善やデトックスを目的としたファスティング(断食)をする方法もありますが、全員にお勧めできる方法だとは思っていません。

極端に食事を抜いたりしなくても、夕食のご飯をお粥に変えるとか温かいスープで済ませるだけでも良いと思います。

ご自身の社会生活にあまり影響がない方法で、消化に疲れた胃腸を休ませる期間を設けてみて下さい。

まとめ

食欲を整えるマインド作りと食事法について書きましたが、いかがでしたか?

私自身悩みを経験してみて、食習慣による改善は一足飛びに結果が出るモノではないと実感しています。

最低でも1年〜2年、もしかしたらもっと時間がかかるのかもしれません。

自分が積み上げてきた思考や食習慣はそんなに簡単に上書きできないのかもしれません。

でもだからこそ、今から未来に向けて毎日コツコツ積み上げていく事が大切です。

記事を読んで少しでも心に響く何かがあれば、できることからぜひ実践してみてください。

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