- 夏でも冷え性
- すぐダルくなる
- 身体の疲れやすさ感じる
今回は脂肪・筋肉不足による『冷え』のリスクについて書きます。
『冷え』はだるさの他にも様々な不調と関連しています。
- 肌荒れ
- 便秘
- 太りやすさ
- 高血糖
- 高コレステロール
- 免疫力低下
心当たりがある人はぜひ読んでみて下さい。
目次
【冷えない身体作り】細ければ良いわけじゃない。
□なぜ夏でも冷えるのか?
それは筋肉と脂肪が足りないから。
痩せ型で皮下脂肪が少ない人・筋肉量の少ない女性は冷えを感じることが多い。
それは自ら熱を生み出すことができないからです。
一方、ほてりを感じる人が「本当に冷えてないか?」と言うと、違う場合もあります。
顔周辺は暑いけど、手先足先が冷えていたり、運動不足の人は「冷えのぼせ」を疑ってみて下さい。
「冷えのぼせ」は循環が滞ることによって体温調節機能が働かなくなり、冷えているのに温めろという誤った指令が飛んでしまう状態です。
主に自律神経バランスの乱れによって生じます。
いずれにしても、不調を解決するには適度な筋肉と脂肪をつけ、それをしっかりと動かし働かせる必要があります。
筋肉と脂肪が生き生きとした生命活動の為に果たしている役割を書きます。
・筋肉不足で困るのは血行不良
筋肉不足だと骨格筋のポンプ作用(重力に逆らい血液を下から上に押し上げる力)が乏しいので、血液が巡りにくくなります。
血行不良とは「必要な場所に必要な栄養が行き届かない」という事なので、
冷えから始まり全ての病の源となります。
・脂肪不足で困るのはホルモン不足
細身のスタイルを目指したい人にとって脂肪は余計だというイメージがあるかもしれませんが
脂肪はホルモンの原料となる大切なモノです。
脂肪が少ない人はホルモン不足のリスクを抱えており、気づかず生活の質が下がっているかもしれません。
情緒不安定、PMS、不眠、肌のくすみ、スタミナ不足などに心当たりありませんか?
□冷えを放っておくとどうなる?
なぜ「冷え」が万病に繋がるのか?
それは冷えて内臓機能が落ちる事が大きく影響します。
内臓機能とは消化・排泄する力。
これが低下すると体内に老廃物が溜まりやすくなります。
- 肌が荒れたり便秘気味で太りやすい
- 余分な糖・脂肪を燃やしにくく血中の糖やコレステロールが増える
- ウイルスが外に出せなくて体調を崩しやすい
冷えや冷えのぼせがある人にはこういった病のリスクがあります。
冷えるから身体を温めるといった対処療法ではなく、やはり食事や運動を見直して適度な筋肉と脂肪をつけて欲しいのです。
□冷え性の人が意識したい食事
筋肉や脂肪が少ない人は総じて栄養が足りない事が考えられます。
現代人は太りたくないという無意識のバイアスがかかっている人が多いと思いますが、
今から書くのは太らない食事です。
・筋肉がない人は
血肉をつくるタンパク質を意識しましょう。
プロテインのような栄養補助食品ではなく、肉・魚・大豆・卵・乳製品、満遍なく。
特に朝タンパク質を摂る事がおススメです。
タンパク質を摂る際に注意したいのは、1番消化に負担がかかる物質だという事。
消化しきれない量を食べると老廃物として腸に溜まり、逆に内臓を疲弊させてしまいます。
夜遅い時間の油っこい食事はたまにがいいです。
・脂肪が足りない人は
良質な脂肪を摂りましょう。
時間の経った揚げ物とかじゃなくて、
新鮮なオリーブオイルで炒めたおかず、青魚の油(アマニ油)、ナッツ、アボガドなど。
バターや肉の脂など冷えて固まってしまう脂より、常温でも固まらない油を選ぶと、エネルギーに変換されやすく余分な肉になりにくいです。
・絶対に必要な栄養
そして両者ともに野菜類(ビタミン・ミネラル・食物繊維)は不可欠です。
食を身体に取り込み循環させ、血肉やエネルギーに換える為の栄養です。
どんなに良質なタンパク質・脂肪を摂っても、ビタミン類が足りなかったら代謝できません。
バランスよく食事して、動いてエネルギーに変換し代謝させる生活をしていれば太り過ぎることはありません。
ただ痩せている身体ではなく、適度な筋肉で引き締まり、肌はみずみずしくハリツヤがでてキレイになります。
体調が整うと精神も安定するので、自然と健康的なオーラが出てきます。
まとめ
- 冷えている人は筋肉と脂肪が足りない。
- 適度な筋肉と脂肪が健康を支えている。
- 良質な食生活と適度な運動で根本解決を。
私も昔からずっと冷え性でした。
当時「冷え」をあまり深刻にとらえずに、むしろもっと痩せたいと思っていました。
小さな時からTVや雑誌に出る女性はみんな細く痩せていて、これが素敵なんだと無意識に刷り込まれていたのだと思います。
しかし数年前、必要以上に痩せてしまった時に生活の質が下がってしまったのです。
- 食欲不安定
- 気持ちの不安
- 体温保持ができない
- 眠れなくなる
私が体感したのは上記のような事でした。
それ以来、痩せていることをあまり魅力的に思えなくなり、細い方がいいという考えは改められました。
健やかに生きる為に適度に筋肉・脂肪があった方がいいと今は思います。
私は外見重視主義(Lookism)から完全に解放されたわけではないですが、外側より内側の充実を優先したいと思っているのです。
生きれば生きるほど内面は外側に滲みでると感じているからです。
例えスタンダードより太めでも細めでも、その人が健やかでいられる形があるはずで、
内側が充実している人はその人なりの美しさがあります。
もし身体の不調サインに気付いているのなら、自分のあるべき姿を探してみて下さい。
私は薬やサプリに頼るのではなく、食事と生活習慣から問題解決することをおススメしています。