『仕事・お金・健康』のコト。

konoblog

blog health

『毎日のご飯がおクスリ』

投稿日:

皆さんは食べる事、好きですか?

私はヨガ教室の皆さんとよく食にまつわる話をします。

食の話題を選ぶのは、やはり食事は大概の人にとって楽しみだと思うからです。

話題にすることで、ご自身の食事を振り返る機会を作って欲しいと思っています。

教室には「健康になりたい」という気持ちで日々様々な人が来てくれます。

レッスンに来てもらえれば一緒に体を動かす事はできますが、私は個人の食事にまでは関われません。

健康を目指す皆さんに、食事が毒にも薬にもなる事を知って欲しいのです。

今回は薬膳・酵素栄養学から学んだ経験を基に、私が実践する食習慣のアドバイスを書きます。

 『毎日のご飯がおクスリ』

■無意識の食品依存

  • 疲れやすい
  • 休んでもだるい
  • やる気が出ない

これは数年前の私がなんとなく感じていた不調です。

結論から言うと、嗜好品取り過ぎ・食事の偏りが原因でした。

当時フルタイム勤務の会社員だった私は、平日家に帰ってから自炊をする気力体力はなく、毎日のようにコンビニに寄り道していました。

スイーツをついつい手に取り、食べた分運動すればいいやと思っていたのです。

しかし糖分・加工品多め且つ野菜・タンパク質少なめの生活が続いた結果、

30代で疲れやすい身体を手に入れてしまいました。

解説するとこのような状態だったと思います。

  • 糖分過多→高血糖、糖化による倦怠感
  • 添加物過多→有毒物質の蓄積
  • ビタミン類不足→代謝力が弱い
  • タンパク質不足→血の不足、冷え、意欲減退

体重は変動しなかったものの、軽度の不調を何年も感じていたのに

なぜか「自分は人より食事に気を付けている」と思い込んでいました。

今の世の中はグルメに溢れていて、それが手軽に手に入る。

美味しいものを口にすると幸せな気分になれるし、その瞬間だけストレスから少し解放されます。

でも砂糖・小麦・カフェイン・乳製品・揚げ物・アルコールなど、私達が好む嗜好品は依存性がとても強いんです。

気にしてるつもりでも無意識に依存してしまい、年月が積み重なることで身体の「毒」になり得ます。

■自然食が薬になる

私はキャリアチェンジをきっかけに、抜本的な食事改革に取り組みました。

単純に自宅時間が増えたので、食事に手間暇をかける余裕ができたのです。

また、人にヨガを教える為に自分自身が健康でなければならないと思い、本を読んだり、お金をかけて色々な事に挑戦しました。

  • 16時間断食
  • 酵素ファスティング
  • 1食あたりの糖質量コントロール
  • 遅延型アレルギー検査・食物除去
  • 血流を増やすための食事
  • 薬膳食

なかでも一番感銘を受けたのは中医医学の薬膳で、シンプルに言うと自然食です。

季節の物・旬の物を調理して食べる事。

ひとつひとつの食材に体を温めたり、冷やしたり、血流を促したり、炎症を鎮めたり、それぞれ薬効がある事を知り、

毎日の食事がまさに自分への薬なんだ!と意識が変わりました。

例えば以下のような事を実践しています。

片頭痛の時は・・・豆類・海藻類で水分代謝を促し、トウガラシ・シナモン・ショウガで体を温める。

不眠の時は・・・・牡蠣やミルクなど精神安定作用のある物を摂る。

冷えが辛い時は・・黒豆で腎機能を補い、しそや人参で血行促進をはかる。

そんな風に日々考えながらの食事がとても楽しくなりました。

■バランスの取り方

あれを食べちゃダメというルールはなく、基本的に全ての食品に栄養・効能があると思っています。

「いいバランスで食べられるかどうか?」だけ気にしています。

シンプルに3つのルールにまとめました。

・好きな物は減らす、苦手な物を食べてみる

なぜなら好きな物は大体取り過ぎていて、苦手な物は大体不足しているからです。

自分が取り過ぎな栄養と足りない栄養を探してみましょう。

好きな物を毎日食べるのは勧めません。

どんな食品でも過剰に食べていると、体内で炎症を起こしアレルギーや不調の原因になる可能性があります。

大好きな物を2〜3日に一回に減らすのは最初は辛いかもしれないけれど、慣れてくると自分がどれだけ依存してたか分かります。

過食を控えても尚、不調がある人は不足するモノを探してみましょう。

太りやすい人は、代謝するための栄養(ビタミン・ミネラル・食物繊維)

元気がない人は、血を増やす栄養(レバー・鶏肉・ほうれん草)

便秘体質の人は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維どちらが自分に合うのか?

経験則からいくと、だいたい今まで避けてきたあまり好きではない物が、摂るべき栄養だったりします。

私の場合、小さい頃から好きではなくて全然食べてこなかった海藻類・小魚・レバーが今は自分のパワーフード(摂るべき栄養)です。

・味と調理法のバランス

甘味・辛味・酸味・苦味・鹹味(塩味)  五つの味を楽しみましょう。

味にもそれぞれ薬効があるので、同じ味が続いていたら違う味付けのおかずを選んでみて下さい。

濃い塩味や強い甘味に慣れてしまった舌では素材の味を楽しめないので、味覚リセットの意味でも大切です。

温かい料理・冷たい料理・加熱調理・生食、全て満遍なく食べましょう。

個人的には、調理してすぐ温度が変わらぬまま食べることが1番パワーが得られる食事法だと感じます。

加工食品をレンチンする食事からはパワーは得られません。

・サプリ・栄養機能性食品は必要ない

バランスが取れた食事をしていれば食品から摂れる栄養で充分だからです。

サプリメントを消化する為に、本来解毒に使いたい腎臓肝臓のパワーをたくさん使ってしまいます。

栄養機能性食品は塩分・糖分を少なくする為に化学調味料で味を補っています。

リスクがある物なので嗜好品と同じだと思って下さい。

 まとめ

要は食事はバランスが全てだとお伝えしたかったです。

アドバイスが少しでも参考になれば幸いです。

余談になりますが、食事や運動がいかに大切か実感したエピソードがあります。

数年前バリバリ働いていた頃に高価な基礎化粧品を試していました。

しかし、どれも効果をあまり感じられなくて結局継続しませんでした。

その後ヨガを習慣にするようになり食生活も見直して、たまに肌の状態を人から褒められるようになりました。

結局私にとっては食事や運動習慣が最高の美容液だったんだと実感する体験でした。

そこからは、さらに毎日のご飯を自分への薬だと思って大切にするようになりました。

アレコレ書きましたが、難しいことは考えず、スーパーで最近食べてないなと思う食材を手に取ってみて下さい。

その習慣をコツコツ積み重ねる事で、薬やサプリを口にせずとも体が整う感覚を感じていただければ嬉しいです。

-blog, health

Copyright© konoblog , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.