- 健康的な身体になりたいけど・・食事制限は苦手。
- 栄養を考えるのがめんどくさい。
または、
- たくさん食べてないのに痩せられない。
- 筋肉を付けたいのに食べても大きくならない。
こんな悩みの方に向けて、今回は私が最近実践している食事法について書きます。
目次
満遍なく食べてカラダ整う。~多様食のススメ~
“アレ”は体に悪いから食べちゃダメ。
と言われるとなぜか食べたくなりませんか?
私はヨガインストラクターという仕事柄、日々自分の健康やボディコントロールに気持ちを向けています。
だから大好きなアイスや甘いモノを「身体に悪いから」という理由でほぼカットしていた時期もあります。
しかしずっとは続かず、メンタルやホルモンバランスが崩れたタイミングで食欲がリバウンドしました。
そんな時には心も大きく沈みます。
「食べたいけど食べちゃだめ」
この苦しさ、板挟みのジレンマから抜け出したい!
何か良い方法がないものかと試行錯誤してきた結果、現在は“多様食”を実践しています。
□“多様食”が推せる理由。
“多様食”とは色々と満遍なく食べて、結果的にカラダを栄養で満たす。
ごくシンプルな考えです。
なぜそれが良いのか、経験を元に説明します。
1.理由は栄養不足。
酵素栄養学や薬膳の知識が身につくと、
- 食べる量が少ないのになぜか痩せられない人
- 食べているはずなのに血や肉が作れない人
その理由がわかります。
どちらも低栄養状態だと予想されます。
痩せられない人に足りないのは、主にビタミンやミネラル、酵素、食物繊維。
自分が食べたタンパク質・糖質を消化する為の栄養素が足りないのです。
代謝しないから痩せにくい。
消化不良(内臓に未消化物が溜まる事)が積み重なれば万病の元にもなります。
長年溜まった毒がアレルギー・免疫疾患となって表れる事もあります。
まずは野菜や海藻類の摂取量を相対的に増やす事がスタートです。
一方身体を大きくできない人に足りないのは、主にタンパク質。
まず「肉・魚・乳製品・大豆製品」満遍なく食べましょう。
どちらのケースも食事で成果が出ない場合、内臓が疲弊してしまっている可能性があります。
消化器が弱って老廃物を外に出せないか、食べ物の栄養を体内に取り込めない胃腸虚弱かもしれません。
そしたらまずは油っこいモノを避け夕飯をお粥に変えるなどして空腹時間を作るよう努めて下さい。
消化の負担を減らして内臓を一旦回復させましょう。
回復の合図は、健康的なお通じや空腹時のお腹がグルグル鳴る音で確認できます。
2.どんな食品にもイイ所がある。
私は以前遅延型アレルギー反応が出た乳製品、卵を避けた生活をしていた事がありました。
炎症が起こらない事を快適に感じ、暫く続けていましたが‥
ふと気がつくと身体は薄っぺらくて一回り小さくなり、痩せているので体力もなく、肌もカサカサしてきました。
牛乳には体の内側を潤わし、虚弱体質を補う効能があります。
卵には血を巡らせる滋養強壮効果があります。
そしてどちらも動物性タンパク質やビタミンミネラルを含む完全栄養食品。血や骨を作り、肌や髪を内側から艶めかせる栄養です。
それらを極端にカットした為、私は低栄養状態になってしまったのだと思います。
どんな食品でもそれなりのメリットがある事を学び、それ以来牛乳も卵も適度に食べるようになりました。
不健康と敬遠されがちな砂糖や油にもちゃんと効能があります。
砂糖は食後速やかにエネルギーに変わり、疲労回復・脳を活性化させる。
油(脂肪)はひとつひとつの細胞を覆う重要な膜であり、体内ホルモンの原料となります。
どんな食品も「悪」なのは同じモノばかり食べ過ぎる事。
身体にいいと言われる野菜や大豆も、そればかりを食べれば毒にもなり、健康リスクになり得るのです。
多種多様な食品を食べることで“摂り過ぎ”を防ぎます。
3.細かい計算は不要。
私は近年薬膳を学び、スーパーに並んでいた食材達にこんなに効能があったのか!とすごく感動しました。
- 身体を温める・冷やす
- 気持ちを落ち着かせる
- 英気を養う
毎日自分の不調を見つけてはそれに合う食材をせっせと食べていました。
それはそれで楽しくもありましたが‥
忙しい毎日の最中、いちいち丁寧に栄養を考えて食事をするのはあまりにも面倒くさいですね。
考える手間を省いてくれるのが多様食。
必要な栄養素を色々な食材から様々な食べ合わせで摂る事で、バランス良く身体に吸収されます。
□何を意識すべきか?
食事を選ぶ時の具体的アドバイスをまとめてみました。
1.最近食べてないモノを食べる。
いつもスーパーで同じ野菜を買っていませんか?
何も考えていないとつい使い易い食材を手に取りがちですね。
先週は買わなかった野菜を買うようにしてみて下さい。
昼が魚なら夜は肉とか、なるべく旬の食材を食べるとか、
被らないよう意識するだけで自ずと多様食になります。
2.食い溜めはできない。
栄養は一括では取れません。
「1日分の野菜が入った〇〇」はあくまでもサポートで、常にそれだけでは全く不充分です。
栄養はなるべく毎食、毎日身体に蓄積してあげてください。
3.一食当たりの量を気にする。
糖質については一食当たりの量に注意が必要です。
それは血糖値を乱高下させるから。
- 食後すぐ眠たくなる
- 食後2、3時間ですぐまたお腹がすく
これに心当たりがある人は、血糖値が乱高下しやすいタイプかもしれません。
そのような人は毎食の炭水化物量が多くなり過ぎないよう気にして下さい。
ドカ食いは繰り返せば太りやすい体質を作り、日中のパフォーマンスも低下します。
4.加熱・非過熱どちらも食べる。
加熱すると死んでしまう栄養がある事を知っていますか?
生野菜、フルーツ、発酵食品からは生きた酵素やビタミンが摂れます。
油も加熱して食べる油と非加熱で生のまま食べる油、両方意識的に摂りましょう。
食用油は空気に触れるとどんどん酸化していくので、保存方法にも注意が必要です。
生の食品からしか摂れない栄養を意識してみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?実践できそうな内容だったでしょうか。
多様食の真の目的は「何かを食べてはいけないストレス」を減らす事。
健康や体型を維持する為に、我慢が必要ないかと言えば嘘になります。
多少の節制や努力は必要だろうと思います。
しかし食欲コントロールにおいてストレスが一番の大敵です。
「食べてはいけない」ではなくて「色んな物を楽しんで食べる」
そうやって楽しみながらボディメイクできれば身も心も健康だと思うんです。
健康・体型が気になっている方、“多様食”ぜひ意識してみて下さい。