先日Japan Yoga Instructor Association (JYIA)の上級ポーズ講座を修了しました。
たくさん感じることがあったので、忘れないように書いておきたいと思います。
目次
【体験記】☆JYIAヨガインストラクター養成講座 上級ポーズ編☆
以前JYIAの養成講座3.2級の体験談を書きましたが、1級(シニアコース)には
- 上級ポーズ
- キッズ
- シニア
- ピラティス
計4種類の講座があり、どれか一つ単体で受講することも可能です。
今回は上級ポーズの体験を書きます。
◇何を学べる?3.2級との違い。
3.2級では初心者向けのインストラクションを習い、
上級ポーズクラスでは中級・上級者向けのインストラクションを習います。
初心者向けのレッスンを習得したいと考えている場合は、3.2級クラスでも充分力がつきます。
- ヨガがもっと上手くなりたい。
- バリエーションを増やしたい。
- 色々なレッスンを作れるようになりたい。
- インストラクターとして更にレベルアップしたい。
そんな方は1級講座に進むのをお勧めします。
◇ヨガに自信がないから不安。
確かに上級ポーズなので、より柔軟性が求められるし、
前屈・後屈・逆転・バランスのチャレンジポーズが出てきます。
「自分には無理かも」と不安に思うかもしれない。
でも結論から言うと、そこを気にする必要はまったくありません。
実際、私は1回目の講座を終えて・・・人に教える前に自分ができない( ゚Д゚)と思いました。
私の場合は股関節の柔軟性がなくて、完成形にもっていけないポーズばかり。
講座でアドバイスをもらって翌週なんとか形になるモノもあれば、
未だに出来ないポーズも、正直いっぱいあります。
楽観的な私でも多少凹むことはありますが、
そんな時は原点回帰します。
ヨガの目的ってなんだっけ?
きれいにアーサナ(ポーズ)をとることが目的じゃない。
『心と体がつながり、健やかで快適な状態』
アーサナはその過程だから、できることに固執しなくてもいいんじゃない?
これが私の考えです。
「アーサナがとれない」という個人の問題は今すぐ解決できないから、
インストラクターとしての成長と一緒に身体も磨かれればいいなと思います。
そして実際にポーズができないからといって落第する訳ではないので、その点の心配もありません。
みんな果敢にチャレンジしていました。
できないポーズに出逢う事は自分の身体に向き合う事だな、と改めて感じる時間でもありました。
できないことができるようになる過程にこそ、良い指導の種がある!
と考えれば、できない事もポジティブに受け止められます。
◇カリキュラム
週1回の受講で3ヶ月程で修了できます。
最初の2ヶ月は実技:3時間×全8回。
講座では24種類のポーズ・太陽礼拝B・月礼拝のインストラクションを習います。
例えば途中で行けない日があったとしても、
レッスン振替や未受講があっても試験を受けられるなど、それなりに融通が利きます。
そして最後の1ヶ月は試験:40分間のレッスン実演。
自分が講師じゃない時は、生徒としてレッスンを受けます。
その時の生徒数によって日数が変わるので、2週で終わる場合もあれば4週かかる時もあります。
◇講師:Yukari先生。
今回は上級ポーズを担当してくれたのはYukari先生。
JYIAのインストラクター紹介動画はこちら。講義の様子もこちらから見れます。
先生のクラスはQ;indivi Starring Rin OikawaのBGMがいつも流れていて、
音楽の雰囲気そのままに、明るくキラキラふわふわしたお人柄☆
講座の中で体の使い方やちょっとしたコツを、ユーモアも交えながら教えてくれました。
先生ご自身はとても柔軟性が高いのですが、
- カラダが固くて悩む人へのアドバイス
- できないポーズをどうやって練習すればいいか
- 出産・育児を経て感じるカラダの変化
など、先生の知識とポジティブなパワーをたくさん吸収させてもらいました。
◇総勢10人のクラス。
今回のクラスは総勢10名。
JYIAの中では大所帯で、最初は少し圧倒されました。
でも最終的には自分以外の9名の方から得られるモノが多くて、充実したと感じています。
・ヨガへの向き合い方。
例えば、アーサナの練習姿勢。
私の場合は根性がないので、あくまで自分のペースで練習。
翌週までに完成しなくても無理はしないタイプ。
でもクラスの中では、
1週間後にはちゃんと形になっていたり、
体にアザを作って練習していたり、
その真摯に向き合う姿に刺激を受けました。
何が✕で何が〇と単純に言えないけれど、向き合い方にもそれぞれの個性がある。
その人なりの練習や克服方法が聞けるのがすごくメリットで、
スクールに通うことの利点は生徒間の交流にあると今回も強く思いました。
・インストラクションも様々。
毎回レッスン冒頭でペアワークがあり、先週習った事をインストラクションし合います。
実際に受けると、想像と違ったりしてなかなか面白い。
全員3.2級修了者なのでインストラクションはある程度慣れていて、
声のトーン・リズム・醸し出す雰囲気でそれぞれの空気感が作られます。
同じこと習っても各々発展させるから、伝える言葉も違う。
受けてみていいと思ったらマネできるし、人から多くアイデアを得ました。
・カラダの個性。
カラダはみんな違うからそれぞれに得意不得意がある。
柔軟性の必要なポーズが得意。
腕で支えるポーズが得意。
体幹を使うバランスポーズが得意。
考えてみたら当たり前なんだけど、講座でそれを体感しました。
カラダが固くて苦しいポーズがいっぱいの私にも、スッとできるチャレンジポーズがありました。
人それぞれなんだから、できない時に必要以上に落ち込むこと無いんだなと、
少し自信にもなりました。
たくさんの個性に触れたからこそ、自分のいい所も足りない所も知ることができる。
そして皆同じ志があるから、何気ない会話に今欲しい情報がたくさん。
今日はどんな話がきけるかな?いつも楽しみにしていました。
◇試験からのさらなる学び。
ポーズは7回の講座で全て習い終わり、最後8回目は試験対策の時間になります。
テストは40分のヴィンヤサ(1呼吸1動作のフローヨガ)。
全てのポーズのインストラクションが出来たとしても、このフロー作りが難しい。
ポーズとポーズをどうやって繋げればいいか?初めてだとなかなか分からないんです。
なので、最後の講座で先生にチェックしてもらいます。
JYIAのカリキュラムの良い点は、どの講座も最後にレッスン実演がある所。
実際に自分で組み立てて、実演してみないと分からないことがたくさんあるんです。
それに、1レッスンやるだけですごく自信になります。
今回は試験期間に緊急事態宣言が出てしまったので、
インストラクター実施者だけスタジオ来校し、受ける側はオンラインでの参加となりました。
メンバー10名で丸1ヶ月の試験期間。
最終日にふと、このテスト期間にこそたくさんの学びがあったなぁと思いました。
自分がレッスンを実施してFeedbackがもらえるのはもちろん、
それぞれが考えた9種類のヴィンヤサを受けられたのがすごく貴重。
「各々がおそらく大切に思っているであろうテーマ」に沿って作られたヴィンヤサ。
人が構成したヴィンヤサを体感することで、気持ちいい動きやおもしろいフローは自分も取り入れたいと思ったし、
逆に体がついていけなかったレッスンでは、自分の今のレベルを知ることができました。
最後オンラインで、直接交流の機会が減ってしまったことはすごく残念だったけど、
図らずもオンラインレッスンの動き方を考える機会になり、それはそれで勉強でした。
この3か月で体感できたコト、すごく実りのある内容だったと感じています。
今回の試験の写真はJYIAのインスタグラムに投稿されてます♡
講座は終わってもヨガ旅はまだまだ続く。
学びをエネルギーに変えられるよう、継続は力なり!
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