ピラティスのトレーナーさんって、ウエストがキュッと引き締まってスタイルがいい!
ピラティスに興味はあるけど・・・
- ヨガとの違いがよく分からない。
- 具体的にどんな効果がある?
- スタジオレッスンを受けてみたけどよく分からなかった。
私もこんな思いに溢れていました。
先日JYIA(日本ヨガインストラクター協会)でピラティスの講座を受けてきたので、
今回はそこからの学び、実践からの体感を書いていきます。
目次
ヨガとピラティスはうまく使い分けよう!
ピラティスの歴史は約100年(1900年代初頭発祥)。
ヨガの教典ヨーガスートラが作られたのが2~4世紀と言われていますから、
それと比べると歴史は浅く、ごく近代に生まれたトレーニングです。
☆負傷兵のリハビリから発展
ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が病弱な自分を強くするために考案しますが、
1914年第一次世界大戦時・強制収容所にて自分と仲間の健康を保つ為にさらに発展していきます。
負傷した兵士のリハビリだから、
寝たままの状態でも、体を強くできるトレーニングメソッドが開発されました。
ピラティスは体を大きく動かしたり、柔軟性を求められる動きは少ない。
なので、
- 産後すぐの方
- 怪我してる方
- 動かせる場所に限りがある方
- 体力に自信がない方
などにもおススメできて、
実はヨガよりもハードルの低いトレーニングなんです。
☆ヨガとの違い
ヨガとピラティスはマットの上で呼吸に合わせて動くなど、共通点は多いですが、
その違いは・・アプローチする筋肉の場所。
ヨガは身体を大きく動かして、筋肉全体(主に大きな筋肉)に働きかけます。
ピラティスは小さな動きで、より深部にあるインナーマッスルに効かせていきます。
インナーマッスルは、普通の生活ではあまり鍛える事ができません。
言葉通り体の奥深くにある小さい筋肉なので、意識するのが難しいのです。
アウターマッスル(表層筋)は使っていても、インナーマッスル(深層筋)は使えてない人が多い。
私も普段インナーマッスルなんて意識してなかったけど、
約1ヶ月ほどピラティスを実践してみて、じわじわと体の変化を感じました。
☆ピラティスの効能
インナーマッスルを鍛えると具体的にどうなるか?
- ボディメイク・スタイルUP
- 血行促進で内臓機能向上
- 柔軟性の高まり
- 体幹強化による怪我予防
私自身が1ヶ月の実践で感じられたのは主にこの4つ。
続けたらもっと色々あるかもしれません。
もちろんヨガでも同じ効果がありますが、ピラティスではより強く感じられました。
ボディメイク・スタイルUP
特にボディメイク効果は分かりやすく、普段使ってない場所を使うだけでこんなに変わるんだ!と驚きでした。
やはり腹筋群が鍛えられるので、ウエストの様子が変わります。
女性は男性に比べてどうしても腹筋が弱いので、便秘しがちですが、
腹筋強化されるとお通じが排出されやすくなって体スッキリ。
なんてサブ的効能もあります。
血行促進で内臓機能向上
骨盤周辺のワークはそこまで動いてないのに体の奥がポカポカ温まる感覚があります。
婦人科系疾患・更年期障害などホルモンバランスの乱れは、骨盤内の冷え・血行不良を解消するだけで整ってくるから、
自分が不調な時にやりたいワーク。
柔軟性の高まり
普段使わない筋肉を動かすと、体の柔軟性がレベルアップします。
私は股関節が固く、ヨガのポーズにはいつも四苦八苦してますが、
ピラティスをやる事でヨガのポーズ体感が少し変化しました。
体幹強化による怪我予防
ピラティスには最終的に体のコアを強くする目的があり、
要となる脊柱にアプローチするワークがたくさん入ってきます。
コアの強い体を作っておく事で、怪我の事前予防。
または使い過ぎて痛くなってしまった身体をリハビリさせることもできます。
☆向き・不向きはある
ヨガとは違う効果がありながらも、人によって好き嫌いが分かれるトレーニングと思うので、
好みが分かれると感じる部分を書いておきます。
・地味な動きの連続に飽きる
ピラティスはやってみると、結構地味です。
動きをコントロールしながらジワジワ筋肉を動かすので、割と根気と集中力を要します。
・深層筋を意識するのが難しくて頭が疲れる。
インナーマッスルは外側から手で触れる筋肉ではないので、動かす為には想像力を使います。
イメージしてもらう為に、インストラクターは様々な比喩表現を使いますが
動きに慣れるまでは、考えながらやるので頭が疲れちゃいます。
説明がよく理解できないとドロップアウトしたくなるかも。
実際私も、数年前にスタジオレッスンを受けただけで、
分からなすぎて「もういいや」と言う気持ちになってしまいました。
マンツーマンで教えてくれたり、質問しやすい環境の方が入りやすいのかもしれません。
・リラックスというよりは筋トレ
ピラティスはどちらかというと筋力トレーニング・エクササイズに近い。
ヨガで言う、緊張をほぐして心身リラックス~みたいな効果はあまり期待できません。
呼吸もヨガと似ているようで、吸うと吐くのタイミングが違うので、
ヨガの呼吸に慣れている方には、最初は難しいです。
・しなやかでやわらかいというよりは強い体
筋肉を固めて強化する筋トレ要素が強いので、真面目に取り組むとみるみる腹筋が割れてきます。
強くてメリハリのあるボディメイクができる一方、
丸くて柔らかさのあるカラダを目指したい人は、やり過ぎない方がいいかもしれない。
自分の弱い部分・引き締めたい場所だけピラティスをとり入れるのが良いと思います。
まとめ
- ピラティスは身体が万全じゃなくてもできる。
- インナーマッスル・深層部の筋肉へのアプローチ。
- 普段使えてない筋肉を鍛えると想像以上の効果がある。
- 動きが身体に馴染むまでは少し我慢が必要。
- 心身のリラックス・体のしなやかさを得たいならヨガがオススメ。
ヨガとピラティス、それぞれで得られる効果は違うので、
自分が欲しいモノを上手く組み合わせて出来たら理想的ですね。
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