最近なんだか疲れやすい。
そう感じるあなたは副腎疲労が溜まっているかもしれません。
「疲れやすさ・だるさ」は更年期障害に一番多い症状。
いやいやまだそんな歳じゃない!と思うかもしれないけど、
若いうちから疲れやすさを感じている時点で、内臓疲労がジワジワと溜まっているかもしれません。
今回は、
- 更年期障害の引き金となる副腎疲労。
- 今からできるケア方法。
を書いていきます。
目次
【身体の悩み解決編⑧】副腎ケアが疲れにくい身体のカギ。
◆更年期障害は「現代病」
更年期障害をシンプルに説明するとホルモンバランスの乱れ。
原因は主にストレスですが、私達のカラダが受けるストレスは、一般的に想像される精神的ストレスだけではありません。
外部環境から来るストレスは・・・
紫外線、電磁波、大気汚染、合成食品添加物など。
現代社会では避けられない要素がたくさんあります。
酸化リスク・副腎の働きについて詳しくはこちらの記事でも触れていますが、
更年期障害は、普通に生活しているだけで避けられないリスクなんです。
性ホルモン減少により起こる更年期障害。
加齢により性ホルモンの分泌は減少します。
女性は卵巣で作られる女性ホルモン
男性は睾丸で作られる男性ホルモン
が少なくなります。
脳内の視床下部が一生懸命「ホルモンを出せ!」と言っても作られないから、
脳がパニックを起こして異常に発汗したりイライラや鬱の症状が出ます。
更年期障害は女性だけじゃない。
更年期障害は一般的に女性の不調として捉えられがちですが、もちろん男性もあります。
女性は閉経というカラダの変化があるから分かりやすいだけ。
男性で一番多いと考えられるのは退職した後。
社会との関りが無くなると、元気がなくて鬱っぽくなるケースはとても多いです。
そもそも男性ホルモンには社会活動を高める働きがあります。
男性ホルモン値が高い人の象徴は、
The 少年マンガのヒーローみたいな感じをイメージすると分かりやすい。
チャレンジ精神・冒険心・競争心にあふれ、仲間を大切にする。強いけど共感性は低くて若干デリカシーに欠ける。
みたいな。
実際、経営者など社会的成功者は男性ホルモンが高いと言われています。
社会の荒波で戦っていた人が活躍の場を失ったら、しぼんでしまいますよね。
男性の代表的な症状は、
- やる気の低下
- 気持ちの落ち込み
- 性欲の減退
- 記憶力の低下
などがあります。
◆なぜ副腎ケアの必要がある?
更年期障害は副腎の疲労度合いに関係があります。
副腎はすごく小さな体の奥にある臓器。普段意識することはあまりないでしょう。
図のピンク色の三角部分、背骨に近い場所にあります。
副腎はストレスからカラダ守る。
副腎が分泌するホルモンは、血圧・血糖値・塩分濃度をコントロールしてカラダの恒常性を保ちます。
そのうちの一つコルチゾールは抗ストレスホルモンと呼ばれ、外部ストレスに反応して分泌されカラダを守ります。
しかしストレス過多で過剰な分泌が続くと、だんだんその効力を失ってしまいます。
ホルモンの力が弱まると・・・、
- 血圧が上がりにくく、朝起きれない。
- 血糖値が上がりにくく、元気がでない。
- 甘いもので一時的に回復してもすぐにバテる。
これが副腎疲労状態。
そして性ホルモン(男性ホルモン)の一部もここで作られるので、副腎疲労は性ホルモンの減少に直接関わります。
男性ホルモンは女性には関係ないかというとそうではなく、女性も少量の男性ホルモンを持ちます。
余談ですが、最近男女関係なく不妊治療が一般的になってきた訳は、
「副腎疲労によるホルモンバランスの乱れ」にあるんじゃないかと感じています。
更年期障害と同じく不妊も昔はそこまで一般的じゃ無かった。
自然環境の変化や私たちを取り巻く電磁波。
便利なコンビニ食や加工食品は、知らぬ間に私たちのカラダに変化を与えているんです。
◆今からできる副腎ケア。
まだ更年期には遠くても、今から食事を見直しておくことで予防になります。
今回は身近にある有害物質に焦点を当てます。
副腎に悪い食事・いい食事についてはこちらの記事に書いてるので、興味があれば後で読んでみて下さい!
生活の中にある有害物質。
①食品添加物。
忙しい人はコンビニをよく利用すると思います。
私も毎日のように使ってました。
コンビニ弁当には合成食品添加物がたくさん含まれます。
防腐剤、化学調味料、着色料、漂白剤、膨張剤、保存料・・・。
例えば、ハム・ウインナーなどの食肉加工品に使われる発色剤・亜硝酸ナトリウムは、
発ガン性物質を生成する可能性があると一時期話題になり、避ける人が増えました。
②遺伝子組み換え食品、農薬。
遺伝子組み換え食品とは大量生産を可能にする為に「病気に強くて日持ちがいい品種」に改良されたモノ。
その歴史はまだ浅く生態系に悪影響を及ぼす可能性が否定できない為、商品に「遺伝子組み換え」の表示が義務付けられています。
あまりにも安く売られている野菜は、農薬をたくさん使っている可能性が高い。
残留農薬は体内に入ると有害な活性酸素を発生させ、健康な細胞も傷つけてしまいます。
③プラスチック容器。
カップラーメンの容器や食品トレーから、環境ホルモンと呼ばれる有害物質が溶け出す危険があると言われています。
環境ホルモンはプラスチックの一部、農薬、洗剤の界面活性剤などから排出される化学物質。
人体への影響はまだ未解明ではありますが、体内に取り込まれると生殖機能阻害や悪性腫瘍を引き起こす厄介な物質としてリストアップされ調査が進んでいます。
有害だと分かっているのに、どうしてこんな普通に売られているの?と思いませんか?
日本には有害物質を規制する「食品衛生法」があります。
食品に使用できる添加物は、厚生労働大臣が安全性と有効性を確認した物のみに限られ、
一日に摂取する添加物の量を推定し、摂取許容量を下回るように定められています。
つまり単体では問題なくても、食べたモノが蓄積されて許容量を超えてしまったら有害。
- 加工食品ばかり食べる。
- 毎日コンビニかファーストフード。
こんな生活は長い目で見て相当リスクがあります。
遺伝子組み換え・農薬・環境ホルモンについてはまだ有毒性が不明確な部分があり、市場にはたくさんあります。
自分のカラダに入れるかどうかは、成分表示を見ての自己判断に委ねられます。
どういった物質がカラダに有害なのか?
食リスクは知っておいた方がいい知識です。
◆運動でできるケア。
今まさに更年期を迎えている方でも、無理のない運動で症状を改善させる方法があります。
アメリカでは、1日30分・8週間ヨガを続けたら、ほてりの症状が改善したという症例が報告されています。
男性が血液中の男性ホルモンを増やすには筋トレが良いと言われていますが・・・、
私は男女ともにヨガをおススメします。
ヨガは若くてカラダが柔らかい人だけのモノではありません。
日本では美容的な側面で認知されるコトが多いですが、
ヨガは何歳からでも始められます。
●全てを整えるのは「呼吸」。
ヨガは呼吸を意識して酸素・血液を身体に循環させながら動くので、
自律神経バランス・ホルモンバランスが整います。
そうすると次第に心身の不調が改善されていきます。
まとめ
- 更年期障害の要因は現代の生活にたくさん含まれる。
- リスク回避には副腎を疲れさせないことがカギ。
- 食リスクの知識と簡単な運動習慣でカラダは整う。
副腎を疲れさせない生活を始めましょう!