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『やりたいことがない』のは心じゃなくカラダのSOS。

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「特にやりたいことがない」

なんとなく日々のルーティンをこなしながら、決して不健康ではないけどやりたいことがない。

休日はひたすらゴロゴロ、新しい何かを開拓に出掛けたり、

こうしたい・こうなりたいと思うモノがない。

日々のタスクに一生懸命だと、こんな状態に陥りませんか?

今回は体の滞りがメンタルに及ぼす影響の話。

無気力は心じゃなくて、カラダがバランスを崩しているサインかもしれません。

『やりたいことがない』のは心じゃなくカラダのSOS。

「なんとなく無気力」これはまさに私の話で、

入社して数年経ち環境にも慣れ、お給料のために一生懸命働いていた時。

自分が疲れているのは分かっていたけど、不健康だとは全く感じていなかった。

無気力の要因は、自分の性格・気質・メンタルにあると思っていました。

でも今考えると、体の滞りが影響していたと感じます。

気力が起きない訳。

「体の滞り」って何?

一言で説明すると、体の生命維持機能が落ちているという事です。

■自律神経バランスの乱れ

寝ている間も呼吸する。
血液が体内を循環する。
食べたら吸収して消化排泄する。

何も考えなくても、体は生命の恒常性を保ちます。

この働き全体をつかさどるのが自律神経。

交感神経が優位になると血圧が上昇し、体にやる気やパワーを生みだします。

副交感神経が優位になるとリラックス状態となり、消化吸収のメンテナンスモードに入ります。

毎日この2つが交代し、天秤のようにバランスを取りながら健康を保つのです。

例えば、常に緊張している(交感神経優位な)状態が続いていると、バランスが乱れて上手に休めなくなる。

充分に休息できないから、次の日のエネルギーも上手く出せない。

徐々に生命維持機能全体が低下して、無気力・うつ・体の不調につながります。

日本には忙しく動くことを美徳とする概念があるので、

働き過ぎで自律神経バランスを乱している人はとても多い。

この生命維持装置がうまく回ってないと、全体がダウンするから、

  • なんとなく調子が悪い
  • なんとなくだるい
  • なんとなくやる気が起きない

こんなふうに感じるのです。

いつも安定したパフォーマンス出す為にやるべきこと2つ。~自律神経の話~

■血行不良による老廃物の蓄積。

交感神経の働きが弱まると血を押し出す力が弱まるので、血流が悪くなります。

そして血圧は自律神経だけでまかなわれるのではなく、筋肉の弛緩と収縮で促されるので、

デスクワークによる運動不足は筋ポンプ作用を低下させ、これも血行不良につながります。

血は体中を巡って大きく2つの役割を果たす。

  • 酸素・栄養素を必要な場所に届ける。
  • 二酸化炭素・老廃物を回収して体の外に出す。

血流が滞ることはつまり・・・

エネルギーを体に回さなくなり、

流されなかった老廃物がコリ・疲れ・だるさを蓄積させていく。

この状態がカラダから活発に動く気力を奪っているのです。

■食の乱れが招くモノ。

  • 仕事の日は家に帰ってご飯を作る気になれない。
  • コンビニ・外食・ファーストフードで済ませることが多い。
  • ストレス解消の為、食べたいモノを食べたい時に食べる。

私もこんな食生活を長く続けていました。

不健康にしている意識は全然なく、体重増や便秘も無かったので気にしてなかったけど・・・

今思えば、この食習慣も疲れやすさ・気力が起きない原因だったと感じます。

現代人にありがちな3つの食リスクについて説明します。

1.有害物質による副腎疲労。

コンビニ食やファーストフード、調理が簡単な加工食は摂り過ぎると有害です。

  • 保存料、添加物を含んだ食事。
  • 時間が経って酸化した油。
  • 農薬をたくさん使用した安価な野菜。
  • プラスチック容器から溶け出す環境ホルモン。

これらはストレスと闘ってくれる臓器「副腎」を疲労させます。

副腎疲労は体のだるさ・疲れやすさにつながり、将来的には更年期障害の引金となっていきます。

【身体の悩み解決編⑧】副腎ケアが疲れにくい身体のカギ。

2.糖依存による代謝不良。

疲れると甘いモノ食べたくなりますよね。

確かに糖は脳を急速に働かせる特効薬。

しかもストレスを緩和させる幸せホルモンを出す癒し効果もあります。

しかし、人はいつのまにか糖に依存して摂り過ぎてしまうんです。

私も甘い物大好きで、気がつくと毎日のようにコンビニスイーツを買っていました。

糖の摂り過ぎで起きるのは「代謝不良」と「老化」。

体内酵素の働きを糖の分解に使ってしまうので、代謝に回らなくなってしまいます。

そして血中の余分な糖はタンパク質と結合し、老化促進物質(AGE)を生み出します。

代謝が悪いと体に老廃物がたまって徐々に疲れ体質に・・・

この疲れやすさも行動活力を妨げます。

糖依存性の怖さについてはこちらで詳しく書いています。

【白砂糖はマイルドドラッグ!】糖依存から解放される方法。

3.腸内環境の乱れは自律神経の乱れ。

有害物質や糖に依存した食生活は腸内環境を乱します。

胃痛・胃もたれ・便秘・下痢の症状が出ているなら、今すぐ食を見直すことをおすすめします。

腸の調子は私たちの日々のパフォーマンスに非常に深く関わっているんです。

昔は「腸は第二の脳」と言われたけど、
今は「脳は第二の腸」と言われている。

昨今、腸機能の重要性が伝えられています。

腸内環境が悪く汚れが溜まっていると、腸からは汚れた血液が体内に送り出される。

さらに”腸”と”自律神経”は相互に影響し合っているので、

腸が汚れる

体の生命維持機能が落ちる(自律神経)

カラダ全体の調子を悪化させるのです。

やりたいことがない症候群からの脱出。

医者にかかる程の不調じゃないけど、

やりたいことが見つからない。
楽しむ気力が起きない。
すぐ疲れる。

このなんとなく無気力な心理状態はやはり働き過ぎ・ストレス過多が原因です。

バランスを崩している体からのSOSなんです。

この状況から脱するには、思い当たる要因を取り除く以外に根本解決はありません。

  • ストレスからの回避。
  • 運動習慣。
  • 食生活の見直し。
  • リラックスして自律神経バランスを整える。

そして習慣を変えたとしても、そんなすぐに体は変わりません。

最低でも3か月。

半年も続けば、徐々に生気が湧いてきてもっと人生を楽しめるようになると思います。

まとめ

  • やりたいことがないのは体の生命維持機能が落ちている証拠。
  • 現代的な生活習慣で体が調子を崩している。
  • 体の不調は行動の気力を奪う。
  • 不調要因を取り除いた生活を最低3ヶ月は続けてみよう。

そして最後にもう一つオススメしたいのが、なんでもいいから自分の創造性を活かせる何かをやってみる事です。

料理でも、プラモデルでも、好きなコトならなんでもいいです。

100%自分でコントロールできる何かを作ってみると、ワクワクする気持ちが生まれ、

何かに挑戦しようとする能動的な感情がきっと湧いてくるはずです。

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