- 朝から疲れている
- いつもなんとなくダルイ
- いつもやる気が起きない
この感覚に心当たりがある人は「隠れ貧血」を疑ってみてください。
今回は私がいつも感じてきた怠さや無気力の原因、その答えのような本に出会えたのでブログに書きたいと思います。
目次
『血が足りないカラダ』
◇無意識の貧血
「血流がすべて解決する」著者:堀江昭佳
2016年初版の本です。私は図書館で出会いました。
血行促進が健康に直結することはヨガを通じて知っていたので、タイトルに納得感がありつい手に取りました。
読み進めてすぐ「なぜ自分がずっと怠さを抱えていたのか?」目からウロコの回答が‥
対処すべきは血を流すことじゃなくて血を増やすことでした。
日々ヨガや食事・冷え取りなど、血の巡りを良くする為にたくさんの事をやってきたけれど・・・
そもそも血が足りない(ちゃんと作れてない)からイマイチ元気になれないのか!と頭の中にぴかぴかと稲妻が走りました。
過去に一度貧血で倒れたことはありますが、日常的にめまいや立ちくらみは無かったので、血が足りない意識はあまりなかったんです。
でも健康診断の数値には現れない隠れ貧血は確かに聞いたことがある。
それが原因で慢性的な怠さを抱える現代人はきっと多いような気がします。
◇血が造られにくい体質
胃腸が虚弱な人、胃を疲弊させている人は食べ物の栄養を吸収して血をつくる力が弱い。
漢方の体質別診断で気虚・血虚・瘀血のいずれかに当てはまる人は、隠れ貧血を疑って対処した方が良いのでしょう。
単純に痩せているから貧血気味or太っているから大丈夫という理論は当てはまりません。
胃で上手く栄養を取り込めないからこそ、代謝機能が低く、体重増加に繋がっているケースもあります。
そして、疲れているのに眠れない・昼間は怠くて眠いのに夜は眠れない時も血の不足を疑ってみて下さい。
- 血が不足すると血流が悪くなる→
- 血流が悪いと熟睡できない→
- 眠りが浅くて内臓が充分休まらない→
- 内臓が疲れてると血が造られない→
- さらに眠れない
このループにハマるとどんどん体は疲れやすく気力がなくなり、血が造られにくい体質になってしまいます。
◇血を造るために変えた習慣
血を増やす為の具体的な方法は本に色々書いてあるので、興味がある方はぜひ読んで実践してみてください。
書籍は図書館で借りられると思います。
私自身もライフスタイルやイベントがあるのでできる時とそうでない時がありますが、まずはやれる所から食事と睡眠習慣を変えてみました。
①胃を整える
疲れた胃を元気にするにはファスティング(断食)=つまり空腹の時間を作って胃の中をキレイにリセットするという方法があります。
朝食を抜く16時間断食や週末断食など色々な方法があって、私も色々試してきました。
真夏の季節は汗でミネラルや塩分がたくさん失われるので、過度に断食するのは避けることにします。
夕食を温かいスープとタンパク質で軽めにして、朝ご飯をしっかり食べる方法で実践しました。
夕飯が少なすぎると空腹で逆に眠れなくなってしまうので、炭水化物を食べたい日は我慢せずに食べます。
空腹の時間を長く作りたいので、夕飯はなるべく早めに済ませ、よく噛んで腹八分目が理想です。
朝食はバナナなどで軽めに済ませていたのですが、血を造る為に白米か玄米を食べるスタイルに変えました。
それは午前9時〜11時の「血を生み出す源である脾の働きが最も活発になる時間」を最大限に活用するため。
それに備えてごはんをしっかり食べることにしたのです。
最初は朝から白米を食べることに少し抵抗がありましたが、半膳程度の少量なら胃にそこまで負担はかからないし、血糖値も急上昇しません。
慣れてくると自然に朝お腹が空くようになります。
②23時就寝
猛暑で眠りが浅く、寝付けても2時か3時に中途覚醒してしまう状態が続いていました。
これを放っておくとますます怠くなっていくので、寝る前にダラダラとTVやケータイを見ていた時間をすっぱり切り上げて23時に横になり電気を消す意識付けをしました。
寝る時はカーテンは開けっぱなしにして、翌朝窓から入ってくる朝陽でなんとなく目覚めます。
この眠りスタイルが効果的面!一気にたくさん眠れるようになりました。
中途覚醒することなく眠れるとやはり体は元気。
朝陽と朝ご飯で体内時計がリセットされ、その日の夜もスムーズに入眠できます。
睡眠が整うと自律神経が整って、お腹の調子も良くなりました。
③適度な筋肉と脂肪を
胃の調子と睡眠が整ったら、最後は適度な筋肉と脂肪をつけることが大切かと思います。
快適な眠りを得たければ、ある程度身体を動かして疲労させることも必要。
筋肉は血行を促します。特にふくらはぎの筋肉は心臓から回ってきた血を重力に逆らって上に押し戻す重要なポンプの役割を果たしています。
女の人は重労働をする必要がなかったとしても、適度な筋肉がある方が血が巡って健康的。
筋肉質な体が嫌ならば、せめて下半身の筋肉を衰えさせないように歩く習慣をつくりましょう。
そして脂肪も適度に必要です!
脂肪が足りないと見た目は細くて良いかもしれませんが、体温調節の機能が低く、ホルモンバランスも乱れがちになります。
ホルモンバランスが安定しないと、食欲も眠りも阻害されますし、精神的にもしんどいです。
極端に脂肪がない人は、きっと体力もなくて風邪をひきやすかったり、精神的に安定しなくて生きづらいのでは?と思います。
ヨガインストラクターをしながら自分の体に向き合い色々試してきた結果、やはり適度な筋肉と脂肪を保つことが心身のバランスを保つことにつながります。
まとめ
日本人はそもそも胃・脾が強くない民族なのだそうです。
確かに外国の方に比べ脂肪も筋肉も少ないのかもしれません。
胃から栄養を吸収する力が弱い故、
- 忙しくて夕食の時間が遅い
- 運動不足で筋肉がない
- 睡眠の質が悪い
このような働く現代人の習慣を重ねていると、無意識に血が足りないカラダを作ってしまうのです。
なんとなくの怠さが続いている方は「造血の習慣」試しに挑戦してみてください。
思い切りやりたいことができる軽快なカラダを手に入れましょう!