- 暴飲暴食がやめられない
- 食欲がコントロールできない
身体に悪いと分かっているのに食べることをどうしても止められない!
こんな経験はありますか?
こういった食欲の悩みはすごく多いです。
私もご多分に漏れず、いつも心・身体・食欲の均衡を保ちつつ、時にコントロールできない食欲の波に一喜一憂しながら生きています。
結論を言うと、私は心と体が健やかであれば自ずと食欲も健全になると感じています。
時に私達を苦しめる食欲はどこから来るのか?この記事を読んで少し考えてみましょう。
原因を掴んで上手く対処できれば、体を痛めつける暴力のような食欲から離れられるかもしれません。
目次
心身が整えば『食欲』も自然に整う。
□その食欲は本物か偽物か?
本能からくる本物の欲。
まず、あなたは痩せすぎていませんか?
昔から女性には「細くてキレイ」という概念があります。
ダイエットで長期間過度に食事を摂生していると、色々なモノが足りない身体になります。
- 筋肉が足りない
- 脂肪が足りない
- 血が足りない
- 骨がスカスカ
すると、身体は足りないモノを補おうとして食欲を出します。つまり本能的に健康になろうとしているのです。
食欲はホルモンと関係するので、毎月の生理でホルモンバランスが変化する女の人は時期により食欲も体重も増減します。
これは健康的な赤ちゃんを産む為の本能。
生理前や生理中はプロゲステロンという黄体ホルモンの影響でいつも以上に食欲が出て丸くなりやすい。
赤ちゃんを受け止める為のクッション(脂肪、水分、糖)を身体に溜め込もうとするからです。
脂肪はいつもなんとなく悪者扱いされていますが身体には適度な量が必要で、ホルモンも脂肪細胞から生成されています。
そもそもあなたの身体は常態的に脂肪が足りているでしょうか?
根本的に脂肪不足だとホルモン作られなくてバランスが乱れやすい。
だからホルモンの影響下にある食欲も乱高下します。
結果、激しく食欲が出た時にドカ食いして内臓をいじめてしまいます。
激しく食べた後、また極端に食べなかったりするとますます栄養不足の悪循環に。
まず、身体が健康になろうとして湧いてくる食欲には抗わない。
いつも身体が必要なモノで満たされていれば、食欲は自然に安定します。
ストレスからくる偽物の欲。
痩せすぎの心配がない場合は、生活の中で強い不安やストレスを感じていませんか?
食べたり飲んだりする行動=ストレス解消法になっていませんか?
好物を食べると脳内で幸せホルモンが分泌されて、心を癒してくれるからやめられないんです。
身体が求める以上にたくさん食べてしまう人は、必ずどこかに強いストレスを感じています。
なので解決方法は食事を工夫したりおやつを我慢する事ではなくて、ストレスをなくすこと。
ストレス要因を0にはできなくても、回避したり和らげる為に周囲に助けを求めたり、自らが行動しましょう。
そもそも自分は何がストレスなのか分からない人にはミーニングノート習慣をお勧めします。
自分が本当は何を求めているのかを教えてくれます。
自分が幸せになる為に自分らしく生きる方法は、ただ漠然と過ごしているだけでは下りてきません。
内観することが必要と思います。
また、この記事では食欲について話しますが『物欲』も同じことです。
生き方にストレスを感じているからこそ、全然関係ない所に無駄な欲が生まれるのです。
□食欲を安定させる食べ方。
私自身の経験から、食欲がジワジワ安定するポイントは2つあります。
①味覚を豊かにする。
②自然の食品を摂る。
一つ目は「塩味、甘味、辛味、酸味、苦味」この五つの味をなるべくバランスよく食べること。
食事には材料だけでなくその味もそれぞれ違った役割があります。
この五味は体内で各々違う臓器に働きかけると言われています。
また、好きな味ばかりに偏ると舌が鈍って味覚がどんどん濃くなってしまいます。
自然由来の素朴な甘みやわずかな出汁の味だけで食事を楽しめる豊かな舌を作りましょう。
二つ目は、なるべく米、穀物、野菜、果物、魚、大豆など自然由来の食品を口に入れること。
自然に食欲が出てたくさん食べたい時は特にそうです。
加工食やお菓子には添加物や保存料など身体に負荷がかかる化学物質がたくさん入っています。
単品別で計算すれば問題ない量も積み重なれば毒になり、ジワジワと健康を狂わせるので食べ過ぎ注意です。
過去の味覚リセット体験を記事にまとめてしますので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
まとめ
本能からくる食欲も心が求めてしまう食欲も、無理に抑えつけて我慢するのはとても難しいです。
生きている限り全てのストレスが0になることはないでしょうから、私もたまには身体に悪そうなモノを食べて心のストレスを解消しています。
最近はボディポジティブという言葉が流行して、ありのままの自分の身体を肯定的に捉えようという風潮が生まれています。
誰かから見て素敵なボディを作るより、自分が毎日心地よく元気に生きられるボディを作る方が大切と私も思います。
様々なトライ&エラーを繰り返す中で、やはり心と身体が健全であることが食欲も安定する術なのだと深く実感しています。