- 体重を減らしたい
- いつのまにか付いた余分な脂肪を落としたい
ダイエットしよう!と思った時
まず最初に「食事を減らすこと」に意識がいきませんか?
食事制限ってつらいですよね。
なかなかダイエットに踏み切れないのは、
食を我慢する事に強いストレスを感じるから。
じゃあ、減らすじゃなくて増やすに注力すれば、ハードルが低いのでは?
ということで、今回は減らすのではなく、
「足りない栄養を普段の食事にプラスする」という視点で
ダイエット法・食事健康法について書いていきます。
目次
【足りないモノを食べる】-じゃなくて+のダイエット。
食べ物を増やしてダイエットってどういう事?
足りていないモノ=『消化に必要な栄養』
をしっかりと摂って、代謝を上げる。
『溜まりにくい身体を作っていく』という理論です。
- 生野菜・フルーツはあまり食べない
- 加熱調理された食事が多い
この2つに心当たりがある人は、食改善の伸びしろ大です!
今から書く食品、ぜひ摂り入れてみて下さい。
◎足りないのは生食。
現代人の食生活に足りないのは、ローフード。
生の食事だと感じています。
実際私も酵素栄養学を学ぶまでは、長年生野菜が圧倒的に足りなかったし、
ファスティングカウンセリングで伺うと、やはり生食が少ない人が多い。
忙しい現代の生活スタイルにおいて、どうしてもそうなってしまうのかなと感じます。
生鮮食品は腐ってしまうので、品質管理が難しく、当然コストが掛かります。
コンビニや外食で簡単に済ませられる食事は、
加熱・加工されたモノにどうしても偏ってしまうのです。
◎加熱と非加熱の違い。
加熱調理されたモノと生のまま食材、何が違うのか?
それは「酵素」が生きているか死んでいるかの違い。
酵素とは、元々カラダの細胞一つ一つに存在していて、
- 食べ物の消化・吸収
- 毒素の分解
- 細胞の修復・再生
体内で起こるこれらの反応のスピードを劇的に早める(触媒する)物質。
酵素が無いと一切の生体反応は起こらなくて、生命維持すらできません。
加熱すると酵素は死ぬ。
消化のパワーを強めて、痩せやすい体質にするには、
体内酵素サポートの為に、食事で外からも酵素を補給したい。
しかし、酵素は53℃以上で2分間加熱すると死んでしまうので、加熱・加工食からは摂取できないんです。
さらに加熱調理は、一部のビタミン・ミネラルも壊して失われてしまいます。
野菜をたくさん食べろ!の落とし穴。
健康やダイエットの為に、野菜はたくさん食べた方がいい。
問題はその調理法です。
加熱すると甘味が増したり、保存できたり、
カサが減って大量に摂取できるというメリットがありますが、
酵素・ビタミン・ミネラルが壊れてしまうので、代謝を補うという観点ではあまり意味がありません。
昔よくコンビニで、一日に必要な野菜1/2が入った○○○を食べて、
すごい健康になったつもりでいたんですが・・・
今考えると、半分は間違っていました。
加熱・加工食が多い食事を続けていると、体内酵素の働きが弱まり、
だんだん痩せにくい体が作られていく。
ローフードの摂取が、現代人には圧倒的に不足しているのです。
◎酵素を摂る方法。
じゃあどのくらい、どんなふうに食べたらいいの?
理想は生食50%、加熱食50%。
と言われていますが・・・結構大変ですよね。
食事は習慣的に続けられないと意味が無いので、
今のライフスタイルの中で、現実的にできる事からスタートしてみましょう。
◆すりおろして食べる
効率がいい摂取方法として、野菜やフルーツをすりおろして食べるのがおススメです。
そのままで食べるより、数倍の酵素が摂取できると言われています。
脂っこい食事と一緒に大根おろしを食べると、脂質の分解をサポートしてくれます。
◆コールドプレスジュース・ロージュース
※ミキサーで混ぜる時に熱を加えてないジュース
これも酵素を豊富に含んでいて、外出先で手軽に飲めるので、
忙しい人にとって簡単な摂取方法です。
しかし、作ってから時間が経つと、酵素が激減してしまう事を憶えておきましょう!
◆発酵食品
生野菜やフルーツの他に、発酵食品にも酵素は含まれます。
味噌、醤油、納豆、ぬか漬け、キムチ、ピクルス、麹食品など、
日本人には慣れ親しんだ食事なので、食べやすいですよね。
摂り過ぎは塩分過多になってしまうので、毎日すこしづつ食べればOKです。
◎生食の副効用。
積極的な酵素摂取は、ダイエット・健康へのサブ的効果が色々あります。
◆咀嚼回数が増えて満腹度UP
生野菜は固いので、噛む回数が増えます。
咀嚼してるうちに満腹中枢が刺激されるので、自然といつもより早く満腹になり、
結果的に食事量が抑えられます。
◆腸内環境が整って、精神的に安定する
酵素や乳酸菌を含んだ発酵食品を食べて、善玉菌が増えると、
腸内環境が徐々に整ってきます。
腸と脳は深く繋がっていて、精神を安定させるセロトニン(=幸せホルモン)は、95%が腸から作られます。
気持ちが安定する事で、ストレスによる過食を減らすことができます。
※自律神経と腸の関係について詳しくは、こちらに詳しく書いています✎
◆生食で病気予防
酵素が足りていて、消化不良が起きにくい食生活は、
ガン・心臓病・生活習慣病の予防になります。
米シカゴのリンカーンパーク内にある動物園では、
エサを加工食から生食に変更した結果、
病死する動物が少ない事で有名になったそうです。
過べ過ぎてしまった物が胃や腸の中に残っている=つまり「消化不良」は、
思っている以上にカラダへ悪影響で、あらゆる病気の要因になり得ます。
毎日何を食べているか?
これが生き物の健康状態・寿命を決めていきます。
まとめ
- 現代の食生活に不足しているのは生食
- 食品の加熱・加工は一部の栄養素を壊してしまう
- まずは自分が食べれそうな生食を摂り入れよう
- 生食には過食を防ぎ、心と体を整える副効能がある
『-じゃなくて+のダイエット』
さっそく明日から実践できそうでしょうか?
このダイエットには、低炭水化物ダイエットのような即効性はありません。
食による体質改善効果を感じるには最低3ヶ月はかかります。
その代わり、一度太りにくい体を手に入れれば、
食生活を崩さない限り、半永続的に効果は続きます。
「食欲を我慢するストレス」からも、徐々に解放されます。
「油分・糖分を大量に食べてもいい」という意味ではなくて、
自然とそんなに欲さないカラダ・マインドになっていくのです。
ヘルシーなループを生み出す一つのきっかけとして、
生食、ぜひ意識してみて下さい!
酵素栄養学を用いた体内リセット方法について、興味ある方はぜひこちらも読んでみて下さい!