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いつも安定したパフォーマンス出す為にやるべきこと2つ。~自律神経の話~

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  • 会議や客先でのプレゼン。
  • スクールで教える。
  • 客前でパフォーマンスする。

緊張しながらも、力を発揮しなければならない局面は誰にでも必ず来ます。

そういった場面が好きな人も中にはいるかもしれませんが、緊張やプレッシャーを好む人はそう多くはないと思います。

避けたいけど、避けては何も得られない。

ひとつひとつ経験を積み重ねながら、「自信」や「慣れ」を身に着けていくものです。

今回はどんな局面でも、いつも安定したパフォーマンスを発揮できるようにする為の、

自己メンテナンス方法を紹介していきます。

なぜ、「これ」は健康にいいのか?

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主に「自律神経の働き」について書かれた本です。

今回はこの本から学びながら、自律神経が日々の自分のコンディションにとってどれだけ大事なのかを書いていきます。

いつも安定したパフォーマンス出す為にやるべきこと2つ。~自律神経の話~

最初に結論を書きます。やるべきこと2つ。

  1. 『ビフィズス菌を摂り、腸内環境を整える。』
  2. 『ゆっくり呼吸し、ゆっくり動く。』

この2つは、どちらも自律神経のバランスを整える為の行動です。

自律神経って自分のパフォーマンスにどう影響するの?

そもそも「自律神経のバランス」って何?って思いませんか?

自律神経って何?

「自律神経」という言葉自体は、よく耳にすると思います。

例えば、

「ストレスで自律神経失調症になる」とか「自律神経が乱れる」とか。

ヨガの中でも「自律神経のバランスを整える」効果のあるポーズはいくつもあります。

でも実際それってどういう効果につながるの?とふと疑問に思ってしまいます。

「自律神経が乱れる」=だるい・疲れやすい・やる気がでないとか。

とにかく不健康なイメージはあっても、具体的にどういう事なのか説明できない。

何回聞いても、なんとなく曖昧なイメージで終わってしまう。

今回この本を読んで、なぜごく曖昧な印象になっていたのかわかりました。

そのわけは、『自律神経は体のあらゆる所全てと紐付いている』から。

◇自律神経は体の生命維持装置。

自律神経は全身にいきわたる神経網です。

自分の意思でコントロールできない活動と捉えると分かりやすいです。

「呼吸」「血液循環」「体温調整」「消化」「排泄」など・・

私たちは夜寝ている間も、自然に呼吸をし、汗をかいて、食べ物を消化し、生命を維持します。

対照的に意思でコントロールできるのは「体制神経」。感覚や動作に通じる神経です。

◇自律神経バランスの意味。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という相反する働きを持つ2つの神経がコントロールしています。

日内変動に合わせて、昼の活動的な体内環境と夜の休息に適した体内環境を交互にくり返し、健康を保っています。

このバランスが崩れると、体に様々な弊害が起こります。

  • めまい・しびれ・不整脈
  • 食欲不振・便秘
  • イライラ・パニック障害・更年期障害
  • うつ病・そう病・倦怠感

など、人により症状が違います。

自律神経は全身にいきわたり、心臓・肺・血管・胃腸など生命維持に必要な臓器を動かしていますから、

例えば「自律神経が乱れて体が疲れやすくなる」というのは、表面化した症状の1つ。

自律神経のバランスがくずれると、ある特定のどこかが悪くなるのではなくて、

体全体の調子が悪くなった結果、自分の弱いところに症状が出ます。

つまりその逆は、

自律神経のバランスを整えると、具体的に何かが良くなるのではなくて、

「すべての調子が整う」と言えます。

自律神経を整える為に・・・

バランスを整える為に心掛けた方がいいこと、やらない方がいいことはいっぱいあります。

例えば、睡眠は十分にとる。とか、深酒して水分を取らずに寝る。とか。

その辺りは小林弘幸さんの本を読んで頂ければもっと詳細に書いてあります。

でも健康のためとは言え、あれもこれもやるのはムリなので、

この記事では私自身がごく大切だと感じる「腸内環境」「心の余裕」この2つに絞ります。

1.ビフィズス菌を摂り、腸内環境を整える。

◇便秘は汚れた血液を体に送り出す。

皆さんは便秘になったことありますか?

経験のある方は分かると思いますが、本当につらくて不快なものです。

腸の最大のミッションは、単に消化するだけじゃなく、

「体に必要な栄養を吸収して消化すること。」

腸内細菌が活性化して栄養の吸収がいいと、そこから送り出される血液の状態も良くなります。

逆に吸収が悪いと、食べていても栄養が十分に吸収されず、体の細胞は栄養不足状態に。

腸の中で吸収しきれなかった栄養が腐敗して毒素を出して血液を汚してしまいます。

汚れた血液は、腸から心臓、腎臓、肝臓など、周囲の臓器に流れていくのです。

◇腸内環境と自律神経の相関関係。

腸の蠕動運動が上手くできないと便秘になります。

蠕動(ぜんどう)運動とは・・・食べたモノを腸管の中で移動させる筋肉の収縮運動。

この蠕動運動をコントロールしているのが自律神経です。

ここには相関関係が存在します。

自律神経のバランスがいいと、腸の状態が整いやすくなる。
腸の状態がいいと、自律神経のバランスが整いやすくなる。

よってビフィズス菌などの乳酸菌を摂り、腸内環境を整えておくことが、自律神経のバランスを整えることにつながります。

例えば、仕事で重要な会議の日や旅行など、いつもと違う環境におかれると、すぐに便秘気味になったりしませんか?

逆に毎朝ちゃんと出ると、体も心もスッキリして一日が気持ちよく過ごせませんか?

このような日々の感覚から、自律神経と腸内環境はなんとなく連動しているのが分かると思います。

著者・小林弘幸さんの「予約待ちの便秘外来」の話は、本の中で書かれていますが、

外来にくる強度の便秘患者に対して処方するのは、下剤や漢方薬ではなくて、乳酸菌を主成分とする整腸剤なのだそうです。

ヨーグルトや乳酸飲料など、普段の食生活で乳酸菌を意識してみるのも良さそうですね。

◇腸内環境が整うと他の病気もよくなる。

順天堂大学の便秘外来は、当初「便秘」の症状だけで受診される方はいませんでした。

糖尿病・ホルモンの病気・うつ病など他の病気で通院していた方が、便秘外来に来るケースがほとんど。

しばらくすると患者さん達の間でこんなクチコミが広まったそうです。

「便秘外来にいくと、他の病気までよくなる。」

これは上記の内容を理解すれば、その理由は簡単に分かりますよね。

便秘の人は、腸から汚れた血液が送り出され、生命維持装置である自律神経のバランスも悪い。

腸内環境を改善させれば、栄養を含んだいい血液が循環し、自律神経のバランスも整う。

体中の様々な疾患が改善されるはずです。

今のところ便秘知らず!の方は問題ないですが、こんな興味深いデータもあります。

便秘は圧倒的に女性に多いイメージですが、男性の便秘は50代から増え始め、75歳以降は男女同じ比率になります。

高齢になる程、便秘患者が増えるのは「腸の老化」+「副交感神経が低下する」事が原因。

副交感神経は加齢にともなって低下していくモノ。

これをなるべく高い状態に保つためのキーワードは・・・『ゆっくり』です。

2.ゆっくり呼吸し、ゆっくり動く。

  • 「交感神経」のイメージは・・動・アクセル・興奮・緊張。
  • 「副交感神経」のイメージは・・静・ブレーキ・リラックス・休息。

ですが、胃腸に対しては逆になります。

  • 「交感神経」が優位な時、胃腸の働きは抑制される。
  • 「副交感神経」が優位な時、胃腸は活発に動く。

なので副交感神経が低下すると、胃腸の働きが弱まります。

◇日本人は交感神経が高めの傾向にある。

日本人はとても真面目な性格。

「働き蜂」とか「アリとキリギリス」で言えば「アリ」とか言われたりします。

勤勉な性格が悪いとは思いませんが、頑張って働く癖があります。

To Doをたくさん抱え、いつも時間がなかったり、急いで行動していると心拍数は上がり、呼吸が浅くなります。

このようにして、常に交感神経は高め、副交感神経は低めな状態で生活している人が圧倒的に多いです。

自律神経はバランスが大事ですから、どちらかが優位になり過ぎる事は体に悪影響を与え、あなたのパフォーマンスを下げる要因になります。

誰でもできる副交感神経を高める行動が、

『ゆっくり呼吸をし、ゆっくり動く』こと。

◇普段通りの実力を発揮する為には・・

大事な局面でいつも通りのパフォーマンスを出すには、

「適度な緊張と適度なリラックス」が必要。

まさに自律神経のバランスがとれた状態です。

緊張やあせりは交感神経を刺激するので、呼吸が浅くなります。

呼吸が浅くなると、血流が悪くなって、脳と身体のパフォーマンスが低下します。

極度の緊張で、練習ではできたことができなくなったり、

あせって間違ったボタンを押してしまったり、しますよね。

緊張している時ほど、

ゆっくり深い呼吸で、副交感神経を高め、

ゆっくり動いて、心に余裕を生みましょう。

予想外のアクシデントが起きても、正しい判断をして、最善の対応がとれます。

あせっている時ほど、

ゆっくり行動することで、冷静な判断ができるようになります。

ゆっくり動くと呼吸もゆっくりになり、副交感神経が高まります。

まとめ

私が今回学んだ本の著者、小林弘幸さんは他にも多数出版されています。

興味があれば手に取ってみて下さい。

最後にもう一つ、本を読んで共感した事があります。

あなたの職場に、いつも穏やかなマインドを保っている人はいますか?

トラブルが起きても、あせらず冷静に判断してくれる上司がいたら安心しませんか?

自律神経のバランスが整った人がそこにいるだけで、周りは落ち着き、雰囲気も良くなります。

逆にいつもイライラ怒りやすい人がいるだけで、その空間の空気はピリっとします。

職場でも家庭でも一緒です。

自分だけでなく、周りの人にもリラックスして最大のパフォーマンスを出して欲しいなら、自らがそういう空気を作る必要があります。

つまり重要な立場になればなるほど、自律神経のバランスを整えておくべきだと思います。

あなたのQuality of life(人生の質)を高めるために、今日から「ゆっくり」をぜひ意識してみて下さい!

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