- ダイエットが続かない。
- ついつい甘いモノを食べてしまう。
体に良くないと分かっていても、止められない欲求ってありますよね。
ダイエットやボディメイクに限らず、
仕事・家庭生活において、自分の行動をコントロールする意思の力は
幸せを左右する重要要因の一つ。
先日「性格の科学」という本を読み、
自己コントロール=「自己統制力」について興味深い情報がありました。
今回は「自己統制力」について深堀したいと思います。
目次
【運動でメンタルコントロール!?】自制心は鍛えられる。
自己統制力の高い人は、目先の誘惑に負けずゴールに向かって行動をコントロールできるので、
社会的成功をおさめる可能性が高く、より良い人間関係を築くと言われています。
一方、なかなか自分をコントロールできない人は、アルコール依存症などの健康リスクが高く、
衝動的欲求を抑えられないと、犯罪に手を染めてしまう可能性もあります。
◇自己コントロール力は鍛えられる。
自己統制力は性格的特徴の一つ。
「意思の力・自制心が強いか、弱いか」
それが性格によるなら、もともと資質が低い人はダメなの?
と思ってしまいますが・・・
トレーニングする方法があります!
それは「運動」。
筋トレやエクササイズで自己統制力が鍛えられると言うのです。
まったく運動習慣のないグループに、2か月間ジムでトレーニングをしてもらい、自制心を調べるテストを実施。
喫煙本数・飲酒量が減り、家計の支出管理を行うようになるなど、
トレーニングしなかったグループと比べて大幅改善が見られた。
と、この本にはこんな研究結果が載っています。
なぜ運動習慣を取り入れる事で、自制心に差がでるのか?
◇なぜ運動で自己統制力が身に付く?
運動中は、体の動きを意思の力でコントロールする。
例えばヨガなら「次は右手を持ち上げて~」「次は左足を曲げて~」
脳から体に指示が出て、常にそれに従って動作を連続させます。
「体のどこに効かせたい」という目的意識が持てれば尚良くて、
目的を達成する為に意思の力で体を動かす。
それに集中する行為自体が、
そのまま心のトレーニングになると言うのです。
研究結果があるだけで、科学的根拠はないかもしれないけど・・
確かに一理あるな、と私は思ってしまいました。
運動することで自制心が育まれるなんて、今まで全然意識してなかったけど、
確かに、社会的成功者はしっかりと体型管理してるイメージがあります。
◇運動で得た成功体験は正のループに。
今から15年以上前、ストレスで過食気味になっていた私は、
夜のウォーキング習慣で負のループから抜け出しました。
「動きたくない、ゴロゴロしてたい」という欲に勝って歩いてみたら、
いつもなんとなく気持ちが前向きに。
後から考えると、それは交感神経が刺激されていたからだと思います。
ウォーキングには当然ダイエット効果もあり、毎晩散歩する事で心も身体も心地良い。
それが私の小さな成功体験でした。
適度な運動は血行促進されるから、健康上たくさんのメリットがありますが、
頑張れた自分への自己肯定感が生まれるので、心理的効果も抜群。
この小さな成功体験が積み重なると、自己コントロールにどんどんハマっていく。
運動だけにとどまらず、食事や身の回りの整理整頓、金銭管理など・・・
色んな場所に統制力は波及していくのです。
◇自己統制力は疲弊もする。
自己コントロールできるようになってきた時に気を付けたいのが、
抑制しすぎると自制心がスタミナ切れして、反動が起きるという事です。
つまりリバウンド。
経験ある人たくさんいると思います。
リバウンドは精神的にもつらい。
せっかく頑張って積み上げた塔を崩すようなモノだから。
自己コントロール力を失っている時は、自己肯定感も著しく下がって、
いつも以上に自分を傷つけてしまうそうです。
どんなに自制心があっても、生理的欲求には勝てない。
仕事で緊張が続けば、甘い物やアルコールで緩和させたくなるし、
ホルモンの関係で食欲が湧いたり、体がだるくて動けないこともある!
と、自分の体をよく知るコトが大切です。
もともと自己統制力が高い人でも、心が疲弊してしまえばコントロール力を失います。
緊張が強すぎるなら少しゆるめて、休息やストレス解消タイムを儲けると、
心の体力が回復して、また頑張れるようになります。
リバウンドを避けるにはいつも耐えてばかりではなく、
『自制心をどこに配分するか』考えてみましょう。
健康 or 仕事 or 人間関係・・・今は何を達成したいのか?
自分の体力と相談しながら、培った自己統制力の使い道は自分で決めましょう。
◇つらい時は「想像力」を使う。
なぜ自制するの?
それは理想の自分になりたいから。
私が最近1番自己コントロールにエネルギーを注いだのは、ファスティング(断食)です。
お腹が空く生理的欲求に長時間逆らうのだから、そりゃつらいし、身体にも結構負荷がかかります。
でも目の前の欲を我慢して、少し先の未来にもっと大きな何かを得たい!
だから実行しました。
その最中は、未来の自分をイメージする力が、心を助けてくれます。
ダイエット中は冷蔵庫に憧れの人の写真を貼っておくといいとか言いますよね。
このミッションを達成したら、どんな自分になれるか?
達成したら何しよう? 何ができるかな?とか想像していると、
ワクワクして前向きなエネルギーが湧いてきます。
そして実は・・・ファスティングのミッションをクリアして
解放された後の方が、むしろ食欲コントロールが大変なんです。
継続させる為に、やはり安定した意思力が必要だと感じます。
バランスを崩して過食してしまう事もあるので、日々体と相談しながら調整してます。
一進一退を繰り返しながらも、自分で自分をコントロールできた時の自己肯定感はやはりステキ☆
自分を過小評価してしまいがちな方が、
社会生活で成功する為に必要な『自信』を生んでくれます。
まとめ
- 社会的成功や周囲から信頼を得る為に、自分コントロール力は必要。
- その性格的資質は運動で鍛えられる。
- 体を意思の力でコントロールする事で、心もトレーニングされる。
- 一度成功体験を得ると、統制力は波及する。
- 自制心の限界を知り上手く配分しよう。
- 辛い時は未来の自分をイメージする事が活力になる。
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