私たち日本人は『投資』に抵抗があります。
お金は余ったら「貯金」ってなんとなく小さい頃からの習慣ありませんか?
フィデリティが2020年に実施した「ビジネスパーソン1万人アンケート」によると、投資人口は約4割。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2011/17/news111.html
2015年の3割に比べると急激に増えてはいるものの、たった4割しかいないんです。
しかもこれはビジネスパーソン対象の調査なので、
実際の投資人口は、2〜3割程しかないのでは?と思います。
投資賛成派の私としては、驚くほど少なく感じますが、
それだけ日本人の中に『投資』という選択肢が無いのだと思います。
今回は、
- 知識0だった私がなぜ投資を始めたか。
- 低所得で将来が不安な人ほど始めて欲しい訳。
- 早く始めた方が絶対的に有利な理由。
を書いていきます。
目次
給料が少ない人ほど『投資』を始めるべき理由。
◆投資を始めるきっかけ。
30歳になる頃(8年ほど前)、私は焦っていました。
当時契約社員としてフルタイムで働いてましたが、手取りは月18万円前後。
ボーナスがあったので赤字にはならないけど、家賃を払いながらの生活に余裕なし。
- 仕事は頑張っていたけど、思うように昇給昇格はできてない。
- 結婚で経済的に安定する予定もない。
あまりにも手取りが少くて、週末にバイトした時期も何年かありました。
平日も土日も働いて、贅沢ができる訳でもない。
将来の為にお金も貯めなきゃだし、この先どうなっちゃうの?
とにかく先の見通せない人生に大きな不安を感じてました。
「今の状況をなんとか抜け出さないと」
という一心で、お金を増やす方法を模索し始めたのがきっかけです。
投資は金銭的打開策のひとつ。
現状打破するために私が取った行動は‥
- 現職でキャリアアップを目指す。
- より待遇のいい会社へ転職活動。
- 副業バイトでとりあえず現金収入確保。
- 投資の勉強。
投資はあくまでも打開策のうちの一つでした。
当時は金融の知識ゼロ。
投資で本当に利益が出るのか半分疑いながら、手探りで勉強しました。
- 無料金融セミナーや勉強会に参加。
- 少額投資の本を読む。
- 少額で株を買ってみる。
今思い返すと、かなり迷走感もありましたが、
「とにかく行動してみないと分からない!」
という信条で、色々やってみました。
最終的にFP相談に行き着く。
お金の運用に興味を持ち始めてから、1年くらい経って、
お金を払って一度プロに相談してみよう!と思い立ち、
ファイナンシャルプランナー相談に行きました。
なんのコネもツテも無かった私ですが、幸いネット検索よい場所が見つかり、
現在も年一回は家計メンテナンスに伺っています。
もちろん契約料を支払いましたが、
プロという心強い味方を得た私はここで一旦落ち着きました。
ここでの出費は、後々の投資利益・将来の為の勉強代と考えたらものすごく安い。
プロに相談して正解だったと思います。
私がファイナンシャルプランナーさんの元でした経験を、より具体的に書いています。興味があれば、ぜひ読んでみて下さい!
◆リスクが限りなく0に近い投資法。
収入や貯蓄が少ないと、大切なお金を投資で目減りさせたくない!って思いますよね。
私はFPさんの銘柄紹介により投資信託を始めた後も、
個人年金や保険加入の際に、投資信託選びは何度か経験しました。
計7年間運用してみて、良し悪しはあれど、どれもそこそこ利益は出ます。
現在は平均すれば元本×130%程の価値で値動きしています。
この経験則による「リスクがほぼ無いと感じる投資方法」を書いていきます。
インデックス投資。
めちゃくちゃ固いのはインデックス投資。
インデックス投資とは市場全体へ分散投資できる仕組み。
世の中の景気や経済など市場全体の動きを表す指標(インデックス)への投資する投資信託。
https://creal.jp/blogs/other-investment/954/
日本で一番わかりやすい指数は「日経225」。ニュースで毎日確認できます。
インデックス投資は全体の指数に連動して運用するから、大きく値崩れすることはありません。
あるとしたら、リーマンショックとか大震災とか全部が大きく下がる時。
直近でいうとコロナショックですね。
2020年3月には、日経225は大幅に値を下げました。
そして、その後ものすごい勢いで回復を遂げています。
長期運用。
いつ来るか分からない経済危機にあわてない為には、長期運用が鉄則。
低リスク低リターン商品は長く持たないとあまり意味がありません。
なので、今すぐ必要になるかもしれないお金の投資先には向きません。
老後資金のような長く使わないお金を、安定した投資信託で運用していれば、10年・20年後に金額はかなり変わります。
この記事の中で「資産運用シミュレーション」の図が見れます。具体的な数字を確認してみて下さい。
運用期間が長ければ長いほど成長させることが可能。
だからこそ、将来のお金に不安がある人ほど、どんなに少額でもいいから投資をスタートさせて欲しいのです。
月々の積み立て投資。
まとまったお金が無いなら、毎月数千円づつ積み立てで購入する方法もあります。
これを「ドルコスト平均法」と言います。
一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する手法。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E5%B9%B3%E5%9D%87%E6%B3%95
投資信託も株のように常に値動きするので、高値掴みのリスクを避ける為の手法です。
手持ち資金があっても、敢えてこの方法で投資する人もいます。
価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされています。
※ただし、ずっと上げ相場だった場合(最初の一括購入に比べて)平均購入単価が高くなるので、収益が減ってしまうこともあります。
信託報酬高くない?
そして最後、選ぶ際に注意したいのが、信託報酬率です。
お金を運用してもらうので、もちろん手間賃がかかります。
インデックス型の投資は運用側の人件費・手間が少ないので、手数料は安いはず。
逆に、投資のプロが銘柄を選ぶようなアクティブ型であれば、信託報酬率は高く設定されます。
いくつもある安定型インデックス投資信託で、どれを買えばいいか分からない場合は、手数料が安い方を選んでおけばいいでしょう。
◆今すぐに始めるべき理由。
シンプルに早く始めた方が有利です。
●運用時間が長ければ長いほど、増やすチャンスは増える。
資産が目減りする時があったとしても、長い運用期間の中で、経済が復活する時期が必ずやってきます。
複利効果といって投資で増えたお金をさらに投資すれば、正のループです。
●非投資人口が市場に参入すれば、株価はさらに上昇する。
記事の最初に、日本の投資人口は2~3割位しかいないと書きましたが、
現在投資をしていない7〜8割の人達が、投資市場に参入してきたら、日経平均株価はさらに値上がりします。
わたし個人の見解では、今後投資をする人はさらに増えると思っています。
充分な年金を国が捻出できない現状を踏まえ、NISA以上の投資の優遇措置が取られるのではないかとも予想しています。
心情的には、コロナによる先行き不安・経済不安がますます人を投資に向かわせているようにも感じます。
株価が上がってしまう前に買ってしまった方が利益が大きいです。
未来に不安を感じているのなら、すぐにアクションしましょう!
今行動すれば、先は変えられます。
まとめ
運用スタートしてなんとなく慣れてきたり、少し資金に余裕ができたら、
違う種類の金融商品に挑戦するのも楽しいと思います。
実際に運用することで、どこが伸びそうかと言う感覚が育っていきます。
私は最近新興国株式の投資信託を選んでみました。
バングラデシュ・カザフスタンなど成長見込みのあるアジア諸国企業に、投資信託を通じて投資できるファンドです。
ここでのリスクヘッジが、やはり投資先を分散させておくコト。
アクティブファンドは大きな成長も期待できますが、ハイリスクです。
色々と挑戦して、楽しんで学びを深めていきましょう!