ヨガをしていて体に痛み、感じたことありますか?
肩・腰・股関節・膝などの痛み。
ヨガは元来健康作りの為に行うモノだけど・・・
頑張ってやり過ぎると体を壊してしまいます。
怪我だけじゃなくて、無理のある動作を積み重ねてると体に歪みが生じ、
猫背・肩コリ・腕のだるさ・尿モレなどの不調をもたらします。
今回は、ヨガの『頑張り過ぎリスク』について書きます。
目次
【ヨガのリスク】❁頑張り過ぎる前に息を抜こう❁
日本人は真面目気質なので、頑張るのはすごく得意。
私の周囲にもヨガと真摯に向き合う人が多い気がします。
日々コツコツと真面目に練習をする。
たくさん練習を重ね、できなかった事ができるようになるのはとっても素晴らしい!
でもその過程には、たくさんのリスクが潜んでいるんです。
形にこだわり過ぎて陥る落とし穴。
ヨガの醍醐味は、やっぱりきれいなアーサナ(ポージング)。
端から見ていても映えるし、ポーズ完成形がとれた時は自分も達成感があって嬉しい。
逆にできないポーズがあると、くやしい気持ちになってそればかり練習してしまったり・・・
無理に引っ張ったり、伸ばしたり、曲げたり、頑張り過ぎていませんか?
◆なぜ膝に負担がかかるか?
それは、股関節の柔軟不足を膝で補ってしまうから。
例えば蓮華座。
蓮華座は股関節の柔軟性がないと難しいポーズですが、無理に組もうとすると膝が捻れます。
蓮華座に限らず、ヨガは股関節の柔軟性を必要とするポーズがほとんど。
そこが動かない分の可動域を、私達はどうしても膝を使って補ってしまうのです。
今は大丈夫でも、年齢を重ねてからその負担は露呈します。
膝痛を抱える高齢者はとても多く、中でも一番多いのが「変形性膝関節症」。
膝関節のクッションとなる軟骨や半月板が、すり減ってしまい痛みが出ます。
長年の少しずつの負担が積み重なって膝を悪くしてしまうんです。
少しでも膝が捻じれている感覚があれば、すぐにポーズから抜け出しましょう。
◆なぜ肩コリや猫背が治らない?
それは、前屈が深まらないまま背中・肩・腕で伸ばそうとするから。
例えば座って前屈。
体を前に倒したいから、足先をつかんでぐいぐい引き寄せてしまいませんか?
腕を前方に伸ばして距離を縮めようとすると、肩甲骨が横に広がって上がります。
これを繰り返していると、だんだん肩甲骨の位置が変わってしまう。
横に広がり、上に上がった肩甲骨は、猫背・巻き肩・肩コリの要因になりますし、
外見的には首や肩回りに厚みが出て、耳と肩が近づくので首が短くなります。
本当は骨盤を回転させたいのに、動かないからその分上半身を歪ませてポーズをとってしまう。
心当たりがあれば、これも今すぐやめましょう。
前屈の時は、腕は下にプラっと垂らしておきます。
◆なぜ腰痛がでる?
それは、背骨の生理的湾曲をつぶしてしまうから。
人間の背骨はもともと湾曲してます。これを生理的湾曲と言います。
ヨガは、胸の前側を開いて背筋を伸ばすアーサナがとても多い。
長時間固めて頑張ってしまうと、胸の奥の筋肉が固まって、自然なカーブをつぶしてしまいます。
生理的湾曲がつぶれると、周辺の様々な箇所に影響が出ますが、代表的なのが反り腰。
腰や椎間板に負担がかかり痛みの原因になります。
特にインストラクターさんは、ヨガばかりやるので腰痛持ちが多い。
特定のプラクティスばかりではなく、ピラティスなどいろいろなトレーニングを取り入れると、
力み・動かし方の癖が軽減されます。
◆無理な開脚のリスク。
180°開脚って私もすごく憧れるんですが、痛いのにぐいぐい無理にストレッチすると、
将来尿モレリスクがあります。
それは、過度なストレッチが骨盤底筋群を傷つけてしまうから。
骨盤底筋は骨盤、腸、生殖器を下から支えているハンモック状の筋肉。
尿モレは40代以降の女性に多く、主に骨盤底筋の筋力低下により起こるので、
普段から骨盤底筋群を鍛えておくと、予防に繋がります。
180°開脚は幼少期からトレーニングしていたり、もともと関節が柔らい人ならすんなりできる場合もありますが、
普通の人なら90°くらい開けば可動域は充分で、生活上まったく問題ありません。
柔軟性が充分に作られる前にぐいぐい伸ばすと、筋肉や筋を痛めてしまいます。
ストレッチは痛い所まで反動をつけて伸ばさずに、できる所で止まってゆっくり呼吸を入れる。
筋肉が伸びてくるのをじっくり待ちます。
さらに筋トレも一緒にやってあげるとリスク軽減になるので、こちらおススメです♪
まとめ
アーサナ完成形にこだわり過ぎたり、人と比べてしまうと、ヨガには様々な故障リスクがあります。
- 股関節が固い人は膝のリスク
- 前屈苦手さんは猫背のリスク
- 長いホールドは腰痛のリスク
- 無理な開脚は尿漏れのリスク
今ここに書いたのは、だいたい私自身の体が体感したコトです。
ひとつひとつのアーサナは、今の自分に合った最適なゴールを自分で設定しなければいけない。
すごく難しいけど、今日の自分と向き合うのがヨガです。
他人と比べて頑張り過ぎちゃいけない。ヨガだけじゃなくて、なんでもそうですね!
「怪我をしないで体を変えたい!」と思って私が駆け込んだのが骨格ボディメイク。
バランスボールで自重をかけて、歪んだ骨格を治していきます。
全然辛くないトレーニングでカラダがどんどん変わっていきますよ!
興味あれば、読んでみて下さい☘