すごい体調が悪い訳でもない、
大きな不幸があった訳でもない、
でもなんとなく定期的にメンタルダウンしてしまう。
こんな日々のプチ不調、経験ありますか?
今回は、女性ホルモンの変化からくる好不調の波について言及します。
最近、女性の生理にまつわる話題がだいぶオープンになりました。
- 女性アスリートの無月経
- 月経前症候群(Premenstrual syndrome:通称PMS)
- 閉経と更年期障害
今までなかなか人に聞けなかった事も、情報が多いと安心できたりもしますね。
生理の話なら男には関係ない!と思うかもしれないけど、
男性にもホルモンあります。
女性みたいな周期的波はないけど、あまり不摂生していると副腎が疲労して男性の更年期障害を起こします。
副腎疲労は50、60代になってからじゃなくて若い時からの積み重ね。
今からできる事については、こちらの記事をご覧ください。
ホルモン云々はあまりよく分からなかったとしても、
少しメンタルダウンしているパートナーや同僚へ対処法が、少しでも参考になればいいなと思います。
目次
『ホルモンバランスとの付き合い方』不機嫌なカラダは当たり前。
◇なんとなく不調は楽観的にとらえる。
私自身メンタルは安定している方で、マイペースで前向きなので、あまり大きな精神的ダウンはありません。
でも過去の自分を振り返ると、働きながらいつも定期的な気持ちの波を感じていました。
別に仕事・プライベートの好不調関係なく、なんとなく気持ちが鬱々とする。
それをしばらく放っておくと、いつの間にか気持ちがまた明るくなる。
こんなささいな浮き沈みが1~2週間単位で繰り返されていた気がします。
当時、忙しくて実はそこまで気にしてなかったんですが、
生理を学び、これがホルモンバランスによる体調変化だったのかと、後から気付きました。
なんとなく不調を感じる時、私が勧めたい解決方法は、
「そのうちまた回復する・・と、楽観的に考える」
なんかすごく安易で雑に思えるかもしれないけど・・・真面目に考えた結果、コレです。
だって女の人の体が不機嫌になるのは、仕組み上当然なんです。
◇不調の要因はホルモンバランスの変化。
女の人には月経がある。
分かりやすいのは月に一度の生理だけど、実は体は週単位で刻々と変わっています。
主に卵胞ホルモン・黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンが交互に優位になる事で変化が生まれます。
月経→卵胞期→排卵期→黄体期
この4つを約1ヶ月単位で繰り返す。
こんなにめまぐるしく変化してるの!?そりゃ安定しないわ。
と、あらためて知った時はびっくりしました。
- どのタイミングで不調が出るか?
- どんな症状?
- どのくらい重いか?
は人によって違うし、同じ人でも毎回違う症状が出たり、年齢によっても変わります。
体調や精神の影響を受けたりするので、生理にまつわる不調は本当に読めないんです。
◇女性らしさと生理は切り離せない。
生理は、お腹の中の赤ちゃん用ベットの月次更新。
妊娠中はベットの交換がいらないから生理は止まる。
保健体育で習った私のイメージはこんな感じ。
女の人がいつでも妊娠できるように、このサイクルをコントロールしているのが女性ホルモンです。
実は私自身、この毎月の生理を少し疎ましく思う気持ちがありました。
生理中は出血があるから、行動が制限されてわずらわしい。
日々健やかに過ごせるよう、気を付けて色々頑張っても、
排卵・PMS・生理がきてバランスが崩れる。
便秘になったり、異常に食欲が湧いたり、落ち込んだり、
どうしても月に1~2回は調子が崩れる事にイライラしてました。
女の人のカラダってめんどくさい!って思ってたけど、
実はこの不安定さが、女性らしさの源でした。
女性ホルモンが女らしい体を作る。
- 胸が成長する
- 肌がやわらかい
- 肌・髪に艶がある
- 筋肉は付きにくく、脂肪があって丸みがある
この魅力は月経なしでは作られないんです。
月経に対してマイナスイメージを持っていると、
体は不調をより強く感じてしまうそうです。
私たちが女性らしさを保つためには、このサイクルが必要で、
「生理がくるのはありがたい」と考えて気楽に過ごすのが一番良い。
やり過ごせない位症状が重い、
日常生活に大きく影響するのであれば、何か他の病気が考えられます。
自己判断じゃなく、婦人科受診をおすすめします。
◇不調な自分との向き合い方。
ヨガ・ファスティングに深く取り組むようになった現在、
毎月のUPDOWNを今までよりもさらに敏感に感じています。
あぁ、調子が悪い・・と思った時、皆さんどんなふうに過ごしてますか?
ホルモンバランスの関係で体が不機嫌な時は、徹底的に自分を甘やかしていい時。
- 何もしない
- だらだら過ごす
- お風呂に入って汗を流す
- ひたすら寝る
- いっぱい食べる
- あまり深刻に考えない
普段はしない不摂生を許したりして・・・
「生理前、悪くないかも」位に思えたらいいですよね。
とにかくあなたが毎月不機嫌になるのは至って普通。
美しい女性らしさを手に入れる為の通過儀礼を気楽にやり過ごしましょう。
この記事を読んでいる男性の方も、パートナーが不機嫌になっていたら
あまり気に留めず、そっと気遣ってあげてください。
そのうち元に戻ります。
まとめ
- 定期的な体調不良・心のUPDOWNはホルモンバランスの影響。
- 女性のカラダは週単位で状況が変わる。
- 女性ホルモンはいわゆるオンナらしさを作る。
- 月経はありがたい存在。症状が重すぎる時は婦人科に相談しよう。
- 心の浮き沈みは生理現象と捉え、楽観的に受け流して。
自分の心身が思い通りにならない説明しがたい苦しみが、生理の事を調べるきっかけになりました。
知識を得て、頭では分かっていながらも、この不安定さに毎回苦心してしまうのです。
「女心は難しい」
「女心と秋の空」(変わりやすい)
昔からある言葉の意味がよく分かります。
だって自分の意思じゃコントロールできない変化が常に起こっているんだから。
ナーバスになりやすいし、きっと女性は常に大事にされるべき存在。
女性の「らしさ」を保つために必要なこの現象を、受け入れて自愛しましょう。
一方で、単なるホルモン変化ではないストレスからくる不調については、楽観視は禁物です。
忙しすぎるあなたに休憩をあげて下さい!