最近、情報に振り回されて疲弊している自分がいませんか?
コロナで人に会う機会が減り、私達はスマホやPCの画面に向かう時間が増えました。
手元で調べるだけで様々や情報を得られるのは便利な一方、
何が正しいかをジャッジするために、脳はたくさんのエネルギーを使っています。
いつでもどこでもできるゆえに、いま目の前にあるモノに向かう力が失われている気がしてなりません。
自分に届く情報を整理・優先順位付けする必要があるんじゃないか?
そろそろ思い始めました。
今回は情報過多によるデメリット・情報整理術について書きたいと思います。
目次
食べ物と同じように自分に入れる情報を選んでいく。
▽その情報はどこまで信用できる?
情報社会は便利で、その情報によって世の中が変わります。
例えば行きたい店や欲しいモノがある時、まずネットで調べますよね。
口コミを確認して選ぶか決めたり、もっと安いモノを探したり、私達はその情報を元に色々な判断をしています。
でもそれが本当に合っているか?自分にとって正しいか?
ふと思うことありませんか?
SNSは最大のマーケティングツール。
見る意思がなくてもたくさんの広告が出てきます。
ネットに無料で転がっている情報は、誰かの都合に合わせて少し操作されていると考えた方がいいでしょう。
例えば、私もブログを通じて自分の意見・経験・オススメを発信しますが、
それはあくまでも私の主観が感じたコトで、全員にとって正解ではないと思います。
センスが違う人間が同じ店を利用したら、感じ方は違くなります。
掘れば掘るほど無限に出てくる情報を追うのはすごく疲れる。
ネットサーチは程々にして、自分で経験してみた方が早いと思ってしまいます。
▽会話から得られる情報は純度が高い。
ネット情報の信頼度が50%位だとしたら、
人と直接顔を合わせて交わされる情報は信頼度がぐっと上がると感じます。
自分が話す立場で考えみても、
- 相手の顔を見て直接話す
- スクリーンの向こうの不特定多数に伝える
感覚が全然違くないですか?
自然と相手への誠意が生まれます。
信憑性が高いと思う具体的理由は3つ。
1.マーケティングが含まれない。
何気ない日常の会話に打算は入りません。
その人が純粋に感じた意見・感想を聞くことができます。
2.相手を見ながら判断できる。
その情報に信憑性があるかどうかは、相手の人間性・2人の関係性も判断材料になります。
直接顔を合わせれば、言葉だけでなく相手の表情・しぐさ・態度から私達は色々な情報をくみ取っているのです。
3.その場に居た人しか知り得ない。
誰でもアクセスできるネット情報と違い、会話に参加していた人しか知らないから、
その情報には貴重性があります。
コロナ禍で簡単に人に会う事ができない今、雑談による情報交換の大切さをあらためて感じています。
社交の場で得た情報は、ネットの情報とは違う新鮮な生きてる情報。
何倍もの価値を感じます。
▽情報過多で起こるデメリット。
1.情報精査に脳エネルギーを消費する。
山のようにあふれた情報からどれが正しいか選び判断するのに、頭はものすごいエネルギーを使っています。
ちょっとした空き時間にケータイを触れば調べられるので、その手軽さが逆に脳に負荷をかけ疲弊させます。
2.目の前の何かに集中できない。
録画したテレビを見ながらいつのまにかケータイをいじってたり、
何か目的があってケータイの暗証を解いてから、アレ何しようとしたんだっけ・・・
ってなるコトありませんか?
私は最近なんとなく目の前のコトに集中できなくなっている自分に気付きました。
例えばケータイってどんなふうに見てますか?
LINEして
Instagram開いて
Twitter開いて
Yahooニュース見て
Amazon見て
こんな感じであちこち色んな場所に思考が飛びます。
短い時間内で一つ一つの作業はブツ切りに。
途中で気になる広告に脱線したりすると、最初の目的は途中で投げ出されタスクは中ぶらりん。
中途半端になっていた事を、またふと思いついてはケータイを触る。
指先一つでどこでもいけてしまうから、こうなってしまうんです。
この思考導線をリアルの仕事に置き換えたら、ものすごい効率の悪いやり方です。
毎日こんなふうに脳を動かしていたら・・・集中力が失われるのは考えたら当たり前です。
▽情報整理の方法。
このままでは正しいかどうかも分からない情報に疲弊して、集中力も無くなってしまう。
じゃあ情報との向き合い方をどう変えるべきか?
行動・意識で変えられるコトを書いていきます。
自分に入る情報を絞る。
そもそも不要な情報が自分の目に届かないように設定します。
- 見ないメルマガは配信解除or迷惑メールに自動振り分け。
- 要らないSNSのフォローを外す。
- LINEはブロック。
今の自分に必要かどうか、一度棚卸ししましょう。
それがめんどくさければ、自分が見にいくメディアを先に決めてしまいます。
- 誰の話
- どの番組
- 何のチャンネル
から情報を得たいのか決めて、それ以外に触れないようします。
脳は処理能力以上の情報を与えられると混乱し、パフォーマンスを下げてしまいます。
自分の所に来る情報が減るだけで都度「この通知にアクションする必要があるかないか」を考える0.5秒の負担が無くなります。
チリも積もれば山なので、脳エネルギーは節約され、ストレスも減ると思います。
物理的に離れる時間を作る。
SNS広告は見るつもりがなくても、自動的に自分の投稿や検索に紐付いた何がが表示されます。
どうしても目に入るのでやる限りは防ぐ方法がありません。
だから物理的に距離を置かないとダメだと感じました。
- 22時以降は見ない。
- 朝と夕方に開いて処理して終わり。
- 疲れた日は開かない。
- 旅行中は見ない。
など、自分ルールを決めた方が良さそうです。
ブルーライトが身体に与える影響についても記事を書いてますので、興味あれば合わせて読んでみて下さい。
会話の中で生きた情報を得る。
純度が高い・全員が知らない生きてる情報を得たいなら、やはり人と会って会話するコトが重要と感じます。
コロナで人と会うのもままならない日々ですが、少ないチャンスを逃さぬように、なるべく会える時は足を運ぶようにしています。
中でも一番新鮮な情報にあふれているのが『雑談』。
休憩中や会議が始まる前など、なんでもない時間に、
興味のある話題を振ってみたり、さりげなく相手のオススメを聞いてみたり、
欲しい情報を引き出す技は意識すれば鍛えられます。
質問すればいいんです。
雑談力を鍛えればコミュニケーションが楽になるので、社交性が磨かれて一石二鳥。
ビジネスの場に強くなります。
腕のある経営者は、きっと何も考えず雑談している訳ではないと思います。
まとめ
シンプルにまとめると、
●自分に入れる情報を厳選する。
●信頼度の低い情報からは距離を置く。
●いい情報を得るために行動する。
これからさらに便利になる情報社会に備え、向き合い方を一度見直してみてはいかがでしょうか。
IT技術が進化するほどに、生身の人間同士の交わりは価値が高まるような気がします。
今日出逢えた人に「いいお天気ですね」と話しかけてみてはどうしょう☺