ファスティングって・・・本当に大丈夫なの?
- 本当に痩せる?
- 本当に体質改善できる?
- 本当に身体に害はない?
ファスティングに興味がある方に向けて、やり過ぎのリスクも知って欲しいので・・・
今回は『ファスティング後のマイナス面』にフォーカスします。
月一回の酵素ファスティングを継続する中で、私自身が体験した事を書いていきます。
目次
【ファスティングのリスク】怖いことも知っておこう
いきなりその影響について書く前に、日頃私がどんな感じでファスティングをやっているのか、簡単に説明します。
◆酵素ファスティングとは。
私が実践しているのは酵素ファスティング。
飲まず食わずの断食ではありません。
準備食2日、断食3日、復活食2日、計7日間のプログラム。
断食期間中も水と酵素ドリンクは充分に摂取します。
準備食・復活食で食べる食材は決まっていて、嗜好品は含まないので、ファスティング期間中はかなりヘルシーな食事になります。
私は2020年3月からこのファスティングを開始しました。
3~5月、最初の3ヶ月は毎月7日間のファスティング実施。
6月以降は、断食期間を1日だけにした短いファスティングを、月に一度のペースで実践しています。
内容について詳しくは、こちらの体験記をご覧ください。
◆本当に痩せられる?
結論、全体的に脂肪が落ちて体重は減ります。
短期的ではなく長期的に。
「1回の断食で3kg減ってそのままキープ!」というような感じにはなりません。
元々の体重にもよりますが、だいたい7日間プログラムで-2.5~3.5kg、短いファスティングでも-1.5kg位は落ちます(一時的に)。
断食が終了し、セーブしていた食事を元に戻すと、カラダは不足していた分を頑張って取り戻そうと、栄養をたくさん吸収します。
減った分がいきなり元に戻るわけではないですが、体重は最初の内にするするするっと戻ってしまいます。
ファスティング効果は体がいつものペースに落ち着いてから、ゆっくり表れてきます。
例えば、
- 腸内環境が改善されて便秘解消→代謝UP
- 味覚変化で、お菓子をあまり欲さなくなる
- お菓子が減って、血糖値乱高下がなくなり、偽の空腹がこない
こうやって、だんだん太りにくい体質が形成された結果、長期的に「痩せる」「脂肪が減る」に繋がります。
一度ファスティングをやっただけでまた偏った食生活に戻ってしまうと、あまり体質改善は期待できません。
◆長期的リスクはないの?
半年以上ファスティングを継続的してきて、やはり「やり過ぎ」にはリスクがあると感じます。
その方の体質によって、プラス面だけじゃなく、マイナスの変化もきっとあります。
私自身がこの8ヶ月の間に、アレッ?と感じた不調を3つのパターンに分けてまとめてみました。
①栄養不足リスク。
- 抜け毛が多い。
- 肌、唇のカサつき。
- 栄養不足でパワーが出ない。
- 動悸・心肺機能の低下。
- 便秘。
ファスティングの一番のリスクは、やはり栄養不足。
特に断食中は体力が衰えます。
栄養が不足した状態が長引いてしまうと、体を造る血・髪・肌・活力に影響が出てきます。
また、せっかく腸がキレイになっても、普段の食事量が足りないと出せるモノがないから、結局また便秘になって老廃物が溜まってしまうのです。
このリスクがあるが故に、ファスティングは育ち盛りのお子様・65歳以上の高齢者・体重35kg以下の痩せてる方にはオススメできないメソッドなのです。
②脂肪不足リスク。
- 体の丸み、曲線がなくなる。
- 生理の乱れ。
- 冷え。
体重が減るにつれて、外見の丸みが失われていくのを感じました。
女性は体脂肪が減り過ぎると、生理が遅れたり妊娠しづらくなってしまいます。
体質改善をしたいのに、逆に不健康になる可能性もあります。
そして更に寒い季節を迎え、「強い冷え」を痛感しています。
運動や湯船で体を温めても、時間が経つと手足の末端が冷たくなってしまうのです。
とにかくひたすら体が寒さに弱い。
末端の冷えがこんなにも辛いものとは知りませんでした。
あとは寒暖差アレルギーによる鼻水の症状も今年から始まっています。
冬になると動物達が脂肪を蓄えてまんまるくなるのは理にかなっていて、
ある程度の脂肪が体を冷えから守ってくれているのです。
③メンタルリスク。
- 元気がでない。
- 気分の落ち込み。
- 食欲の激しい波。
栄養不足・脂肪不足はメンタルと全く関係ないようで、実は影響してます。
慢性的に糖が不足すると落ち込みやすくなったりイライラしてしまう事を、知識として知ってはいたものの、
実際気分が落ち込んでも、日々起こった事のせいと感じるだけで、その要因と栄養不足はすぐに結び付きませんでした。
「気持ちが不安定」というサインだけでは、栄養不足であるコトになかなか気付けないのです。
私の場合は、生理周期のホルモン変化による食欲の変動もメンタルバランスに大きく影響します。
予測不能の食欲を持て余し、気持ちが不安定になってしまう事は今でもよくあります。
◆自分に合わせたファスティングを。
つまり、体質改善の為のファスティングは良いことばかりではなく、
やってみると、身体は予想外の様々な反応を見せ始めるのです。
アレッ?と感じる事があるなら・・・
- 断食日を短く、準備期・復食期を伸ばす
- 玄米食を減らし、白米食を増やす
- 朝食の量を増やす
- 糖を意識的に摂る
- 間食時の食べ物を変える
このように、スケジュールをゆるめたり食事を工夫して、都度変えながら自分にフィットさせていきましょう。
体重・脂肪が減り過ぎた事が原因なら、食事量を増やせば症状は収まっていきます。
ファスティングカウンセリングは、まず現状の食リスク分析とやり方をお伝えしますが、とにかくやってみないとどんな事が起きるか分からない。
決してプラスの体質変化ばかりではない実感を、今回は記事にして伝えてみました。
まとめ
- ファスティングは体質改善によって、長期的な体重減・脂肪減が可能なメソッド。
- 一方、エネルギーが減りすぎて起こる不調・不健康のリスクがあり、人により症状は異なる。
- 体の状態に合わせて調整し、自分にフィットさせた方法で長期的継続がおすすめ。
この記事では、酵素ファスティングのネガティヴな側面についてたくさん書きましたが、
嬉しい変化についてはこちらにまとめています。
興味ある記事があれば、ぜひ読んでみて下さい✾