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「寒く感じる事だけが冷えじゃない!」冷えとりで不調改善。

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  • 寒さには強い。
  • 冬でも手足は冷たくならない。
  • 逆に顔が火照って困る。

暑がり・汗っかきだからと言って「冷え」が無いとは限りません。無自覚の「冷え」を持っている人はたくさんいます。

今回は、本当の冷えとは何か?を、この本から学んでいきしょう。

【万病を治す冷えとり健康法】

「寒く感じる事だけが冷えじゃない!冷えとりで不調改善。

夏でも冬でも、冷えは体にとって百害あって一利なし。万病の元になります。

・なぜ冷えちゃダメなのか?
・なぜ不調を引き起こすのか?

それは単純明快。血の流れを悪くするから。

◇「血行不良」が病の種。

①栄養が行き届かない。

食事で摂取した栄養は、消化吸収されて血液に乗って全身に届けられます。

その栄養は内臓を動かすだけでなく、肌・髪・爪など、全身の細胞が生まれ変わる材料になります。

血行不良だと全身に充分な栄養が行き届かないから、様々な不具合が起こります。

とくに末端の手先足先・爪・髪は、寒くなると栄養が不足して、乾燥したり、肌色がくすんでしまうのです。

②老廃物を排出できない。

血が流れないと、体内の不要な水や老廃物を排出する力が弱まります。

老廃物が溜まった場所では、細胞再生のサイクルが鈍くなり、機能が低下します。

例えば、消化器が鈍れば慢性的な便秘や下痢。胃が炎症を起こせば胃痛になる。

外からの異物・菌・ウイルスが上手く外に排出できなければ、免疫が落ちて風邪をひきやすくなります。

③気力・精力も巡らない。

血が巡らないと、気と精も滞ります。

気は「元気」、精は「スタミナ」。要は活動の原動力です。

いくら健康な体でも「何かを得よう!or 達成しよう!」という心のパワーが無いと、行動は起こりません。

そういった意味で血行不良は精神的停滞にもつながってくるのです。

【冷えは万病の元】と言われるのは、血行不良があらゆる病気を招くからで、

長年少しずつ蓄積された「冷え」があなたに不調を起こしているのです。

  • 肌トラブル(乾燥、かゆみ、吹き出物)
  • 抜け毛、髪が痩せる
  • 頭痛、肩こり、腰痛、関節痛
  • 便秘、下痢、胃腸炎
  • 太りやすい、痩せにくい
  • 風邪をひきやすい、疲れやすい
  • 気分の落ち込み、やる気停滞

一見冷えとは関係無さそうな事も、元をたどれば全ては血行不良が源にあります。

◇「冷え性」と「冷え」は別。

この本で言う「冷え」は、冷え性の概念とは異なります。

寒がりさん、冬になると手先足先が冷たくなる人は冷え性です。

「冷え」とは、

上半身→温かい
下半身→冷たい

この温度差が生じる状態を指します。

人間は、体の中心(心臓部)より足先の体温の方が必ず低くなるので、

実はデフォルトで既に「冷え」の状態なんです。

だから、靴下を何枚も重ねて足先を温める事が冷えとり健康法の第一歩になります。

冷えの種類。

温度差がある事を冷えと言うのなら、寒く感じるだけでなく、上半身が火照っている状態も「冷え」になります。

①精神的な冷え

怒っている時
興奮している時
めまぐるしく何かを考えている時

頭に血が昇り、頬は赤く火照り、熱くなります。

足先が冷たいと感じていなくても、上半身が熱を持ち、温度差が生じてしまう事で「冷え」が発生します。

②季節・環境による冷え

夏の直射日光で、頭や上半身の方が熱くのぼせてしまった状況や、

冬のエアコンで部屋の上部は暖かく、足元が冷たい状況など、

上下の温度差が発生する外部環境に長く身を置く事も「冷え」に値します。

③体の芯の冷え

上半身と下半身の温度差だけではなく、体の表面だけ熱く、芯部が冷えている状態も冷えになります。

高温のお風呂やサウナで、短時間でのぼせたり、飲酒によって身体が熱くなるのは、

一見汗をかいて温まっているようで、体の芯部が冷えたまま。

内側と外側の温度差が生じる事が「冷え」になります。

◇「冷えとり健康法」について

日常的に生じるこれらの温度差をなるべく無くし、血が滞らないようにするのが「冷えとり」。

①服装

【頭寒足熱】と言って、基本的に頭(上半身)は涼しく、足元(下半身)は温かい恰好をします。

  • 首元は空いた涼しめのトップス。
  • ボトムスは腹巻、ももひき、ステテコなどで重ね履き。
  • 足元はレッグウォーマーや靴下の重ね履きで更に温かく。

これが冷えとりの基本パターン。

服の素材はコットンやリネンなどの天然素材が好ましく、

身体にフィットして締め付けがあるより、風通しが良いゆとりあるスタイルが良し。

今手持ちの洋服で、出来る範囲で実践してみて下さい。

②食事

食事は身体を冷やすことも温めることもできます。

身体を温める食材(陽の食材)と冷やす食材(陰の食材)を知っておきましょう。

陽の食材・・・水面下、地面の下で育つモノ。未精製食品。

海藻類、根菜類、いも類、ねぎ、ニラ、豆類、きのこ類、発酵食品、玄米、加熱調理したもの。

陰の食材・・・地面の上に出ている植物。人口精製食品。

白米、白砂糖、化学調味料、動物性脂肪(バター)、生の葉物、果物、お酒などの嗜好品。

どちらか一方だけに偏る事はすすめませんが、冷えを強く感じている方は、陽の食材を意識的に食べてみましょう。

③運動

冷え(=血行不良)を回避する為に、服装や食事で体が冷えないよう守る事も大事ですが、

自分の体を動かして、内側から熱を生み出してあげる習慣も必要。

適度な筋肉と脂肪は、血の巡りをサポートします。

女性に冷え性や寒がりが多いのは、男性に比べると筋肉も脂肪の量も少ないから。

特に冬になると末端に血が届かなくて、末端冷え性になります。

根本的に冷えを改善したいなら、気が向いた時に体を動かしてみましょう!

  • 【熱を生み出すヨガフロー】
  • 【全身の血行促進させるヨガポーズ】

まとめ

いかがでしたか?

どうして「冷え」が怖いモノなのか?
「冷え」をとるにはどんな習慣が良くて、何が悪いのか?

新しい知識が深まったと思います。

冒頭で紹介した冷えとりの本にはもっと詳しく書いてあるので、興味があれば是非読んでみて下さい。

冷えをとる事は、慢性的不調の改善に必ず繋がります。

飲み薬・塗り薬のようにすぐに効く療法ではなく、時間をかけて根本的な不調要因を取り除いていくのが東洋医学の考え方です。

その最中には「瞑眩(めんげん)」と言って、一時的に症状が悪化する毒出し期があります。

瞑眩について詳しくは、次の記事で触れていきます。

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