お金の為に働く。
身体がちょっとしんどくても、嫌な思いをしても、我慢して仕事に行く。
こんなふうに頑張る人はきっとたくさんいるはず。と思う反面、
最近は、多くのお金を求めずに、好きなことを追及し自由に生きる人が増えているような気がします。
新しい”風の時代”とはこういう事か。とも感じるこの頃です。
今回は、金銭不安のない幸せで丁寧な暮らし、ローコストライフのススメを書きたいと思います。
目次
お金の不安を解消しながら幸せな暮らし『ローコストライフ』
◇ローコスト生活で老後の金銭不安は半減。
今の稼ぎに関わらず、お金のかからない生活の基盤、お金のかからない幸せを見つけておくことは、将来のメリット。
なぜなら、現代人の人生は長いから。
50%の確率で100年以上生きる。
【LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略】
先日手にしたこの本によると、
人口学者が平均寿命を推計した結果、
2007年生まれの日本人の内、50%が107歳まで生きる。
この先、ほぼ半数の人がリアルに100年以上の人生を生きるというのです。
栄養状態や医学・科学の進歩によって、健康寿命が伸びるのは喜ばしい事のようで、
困るのは「仕事」と「お金」の問題。
あなたは何歳まで働く事を想定してますか?
例えば、23歳で就職して65歳で定年するなら、お金を稼げる期間は42年間。
100歳まで生きるとすれば、年金収入と貯蓄で残りの35年間を生活することになります。
少子高齢化で、年金は老後にいくら出るか分からない。
35年分の生活費を42年分の貯蓄で賄うのはかなり苦しいように思えます。
家庭があればプラスで養育費も要りますし、高齢で怪我や病気になればさらにお金が必要です。
これらの経済的不安を解決する現実的な方法は2つ。
- ローコストな生活。
- 定年のない収入源。
健康寿命が延びるなら、65歳以降も仕事するのが普通になるのだろうと思うのですが、
問題は、心身に負担がない職が手に入るかどうかです。
60代の体と30代の体は違うので、明らかに同じ事は出来ない。
働き方については、また別の記事で深く触れるとして、今日はローコストライフの方を深堀りします。
無駄にお金を使わない暮らし。
“ローコスト”とは、
欲しい物を我慢したり、買いたい物を諦める節制じゃなくて、
お金をかけなくても満ちたりた生活です。
どんな場所、どんな家、どの程度の暮らしをしたいか?は人それぞれ違うと思いますが、
「良いモノを手に入れたい」という所有欲には終わりがない。
要求が叶ったら、次にもっと良いモノが欲しくなる。
ローコストライフのポイントはモノ以外で満たされるマインドがあるかどうか。
追いかけても一生満たされる事がない所有欲からは、少し離れてしまった方が楽です。
お金で買えるモノ以外で満たされる術を知っていれば、
不要な事にお金は掛からないから、無理してお金を稼ぐ必要もない。
制約や束縛のない暮らしがローコストライフ。
今の収入に合わせてしまうリスク。
欲がどうあれ、みんな現実的には今の家計に合った暮らしをしていると思います。
そして収入が上がれば、少しいい場所に引っ越したり、高価な家具や家電で生活を充実させて、
だんだん生活コストがあがるのが普通ですよね。
私も実際そうでしたし、昔はそれが満足感や幸福感に繋がっていました。
でも長い目で考えると、ハイグレードの生活に慣れてしまうのは怖い。
上がるのは簡単だけど、下がる事はなかなかできないのです。
ある日、
- 仕事を辞めて挑戦したい夢ができるかもしれない
- 災害でいきなり生活難民になるかもしれない
- 怪我をして仕事ができなくなるかもしれない
その時に生活コストが高い状態だと、金銭不安に陥いるスピードも早い。
退職後に、大幅に生活グレードを落とすのも難しいと思います。
一生安定した収入が保証されている訳ではないので、“ある日”に備えて資金をセーブしておく事は必要です。
一年間無収入でも暮らせる位の預金があればいいのかな、と思います。
“お金”が目的の仕事は続かない。
暮らしのグレードを保つ為に、給料をもらうことだけがやりがいになっていると、
自分の意思に反した仕事にも、yesしか言えなくなります。
この状態で、健康的に長くは働けません。
なんとか定年まで耐え抜いたとしても、
そののち、健康な心と体が残っているのか、疑問です。
働き方は時代の変化と共に変わりつつあると感じています。
高度成長期のモーレツ社員・企業戦士の精神は若い人には通じなくて、
がむしゃらに働いてたくさん稼ぐと言うよりは、
利益はあまり関係なく、自分のやりたい事を自由に表現して生きたい。
そんな人が多いように感じられるし、私も同感です。
◇丁寧な暮らしのススメ。
じゃあ、充実した暮らしを金銭不安なく過ごす為に、
ここからはローコストライフに向けてのto doを提案します。
家計簿をつける。
まずは生活にいくらお金が掛かっているか把握する事。
不必要な出費が無いか点検して、カットします。
シンプル家計簿について、以前記事を書いたので貼っておきます。
掃除・断捨離のススメ。
清潔な場所で生活するだけで、生活の質は上がります。
無駄な情報が視界に入らなくなって、思考がクリアになり、行動効率も上がります。
常にキレイな場所に居るだけで、心も満たされやすくなります。
更に、自分がどれだけ不要な物にお金を使っていたのか、振り返れるのが「断捨離」。
「買う」事にばかり向いていた意識を、
「使うor手放す」の方向に変えてくれます。
資産運用を始めてみよう!
口座に貯金しているだけの方は、お金の運用を始めてみて下さい。
国が優遇してるので、色々得があります。
少し勉強したら、まずは自分のお金を使ってやってみる!
実践に勝る勉強はありません。
Do It Yourself
コロナ禍で家時間が増えて、自炊・裁縫・日曜大工をやる人が増えてます。
なんでも自分で作ってみる事は、生活を充実させるすごく素敵な方法です。
欲しいモノを自分で生み出せれば、心の豊かさは増します。
材料費しか要らないので、そんなにお金もかかりません。
それが他の人も欲しい物なら、ネット販売で副収入の道も作れるかも。
PCやケータイと対峙する時間が多いなら尚更、“アナログなものづくり”はオススメです。
丁寧な暮らしをしていると、お金を使わなくても充実する方法が色々あると感じられます。
将来の為にぜひ、ローコストで自由な生活を✾
まとめ
- 人口の半分が100年以上生きる時代。
- 収入の半分近く貯蓄するか、65歳過ぎても働かないとお金は足りない。
- ローコストライフは節約とは違う、自由な暮らし。
- 収入に合わせてグレードを上げると後から苦しい。
- “給与”だけじゃ続かない。
- お金をセーブしながらも充実した暮らしはできる。
2020年からのコロナ禍で、様々な価値観が変化しつつあります。
過剰に交わらない世の中は、不自由もあるけど進化もあります。
例えば、テレワークの普及。
これが出来るなら、もはや都市に密集して生活する必要が無い。
個々が好きな場所で暮らせば、生活コストも減らせるし、
都市部集中による事故・災害のリスクも削減できる。
人の生活が変われば、また新たな需要・ビジネスチャンスも生まれてきます。
変化は悪いことばかりではないはずです。
どうしてもお金の使い方が変えられない方へ、
近い未来についての話を書いているので、こちらも読んでみて下さい。